歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



優しさと思いやりにあふれた劇場建物

① 地下鉄空港線「中洲川端」駅改札からエレベーターで劇場入り口階へ。②劇場入り口の左方のチケット売り場へも段差のないアプローチ。

① 全階に車いす対応のトイレを設置。トイレの入り口もとても広く、車いすでも悠々。②トイレ内の絨毯と天然石の床の境界も段差がなくフラット

①、②救命技能(AED取扱い)有資格者の認定を取得した劇場スタッフもおり、救護室にはベッドや担架はもちろん、様々なアイテムが揃っている。

①、②休憩スぺースの一角にはソファベッドが2台置かれており、救護室としても使用できるよう、アコーディオンカーテンが設置されている。

 博多座を含むビル全体は、平成6年(1994年)に制定された高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律、ハートビル法認定建築物の指定を受けています。
 地下鉄空港線「中洲川端」駅改札からチケット売り場、劇場入り口へ直行のエレベーターがあり、劇場までのアプローチは段差がなくフラット。劇場内の各階へもエレベーターでアクセス可能で、廊下が広く車椅子でもすれ違えるゆとりの設計となっています。さらに各階に車いすに対応したトイレが設置され、オムツ交換のためのベビーベッドは男性用トイレ(客席2階)にまで設置されています。

 また、博多座には、ベッド、薬、AEDや担架など、急病人に対応するさまざまなアイテムを備えた専用の救護室が確保されています。さらに、客席2階のソファが並んだ廊下の奥にレイアウトされた休憩スペースには、ソファベッドが2台置かれており、急に具合が悪くなったお客様が休むことができます。ここにはソファベッドを囲むアコーディオンカーテンも設置するという、至れり尽くせりの気配り。博多座はゆったりとしたスペースと、優しさと思いやりをさまざまなところで感じられる劇場です。

※AEDとはAutomated External Defibrillator(自動体外式除細動器)の略で、突然心臓が止まって倒れてしまった人の心臓のリズムを、心臓に電気ショックを与えることにより再び正しいリズムに戻し、蘇生するための治療機器のこと。

平成 劇場獨案内

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