
【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。
こころを映す 歌舞伎の舞台
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①広々とした地下食堂「東」。最大で400席設けることが可能。 |
①2階の食堂「雪月花」。 |
お食事もお買い物も、シックで落ち着いた空間で
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おそばや天重、おでん定食が食べられる2階のそば・喫茶「かべす」。 |
一昨年12月のプチリニューアル後に設置。2階のドリンクカウンターはカウンターバーの趣。 |
大きなソファやテーブル・椅子、ベンチがある2階上手側の廊下。 |
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開演前や幕間は大勢の人が行き交うロビー、売店ですが、インテリアはその熱気や賑わいを包み込むように、しっとりとシックなテイストで統一されています。ソファ、椅子やテーブル、そして壁面のあちこちにダークブラウンが配色され、明かりのトーンが柔らかな間接照明が多用されているので、劇場内は格調高く落ち着いた雰囲気を醸し出しています。 食事や喫茶が楽しめるスペースは主に地下と2階です。こじんまりとした空間で静かに食事ができる2階の「雪月花」や、広々とした空間の地下食堂「東(あずま)」での彩り鮮やかな季節のごちそうは、前日午後6時までの予約か当日開演前の予約が必要となります。おそば類や天重、おでん定食が食べられる2階のそば・喫茶「かべす」では当日開演前に予約ができますが、並んで待てば予約なしでもOK(※1)。地下の「東」では、あんみつなどの甘味やビール、日本酒、ワインなどのアルコールも予約なしでいただけます。1階ドリンクカウンターでは、新橋演舞場特製の幕の内弁当や助六ずし、ホテルオークラ特製のサンドイッチなども販売されています(※2)。 そして、1階と2階の売店には厳選されたお菓子や「和」の小物類、歌舞伎グッズが並び、センスのよい品揃えで、開演前や幕間のひとときを楽しませてくれます。その場でアイスをはさんだサクサクで香ばしい皮が自慢の小倉モナカアイスをはじめ、味わい深い和菓子は、1個から売っているので、幕間で食べるおやつもバラエティが豊か。観劇の楽しみの大切な要素です。 ※1:食堂は、団体の予約が入っている場合は、当日のご予約ができなかったり、喫茶の営業がない場合がありますので、予めご了承ください。 ※2:お弁当類は、開演前は劇場外でも販売されています。 |
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平成 劇場獨案内
バックナンバー
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大阪松竹座
7月に大歌舞伎が上演される道頓堀の大阪松竹座。大正12年竣工の初代の建物は近代建築史上に残る名建築と言われ、道頓堀のシンボルとして親しまれていました。
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博多座
6月に大歌舞伎が上演される博多座を取材。福岡空港、JR博多駅から地下鉄で直通の中洲川端駅に直結。遠方からのアクセスも快適、大変恵まれた立地です。
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Bunkamuraシアターコクーン
今回は、6月の『渋谷・コクーン 歌舞伎第十二弾 盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』の後、7月から半年、改修のための長期の休業に入るBunkamuraのシアターコクーンを取材しました。
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旧金毘羅大芝居(金丸座)
国の重要文化財に指定された、現存する最古の芝居小屋旧金毘羅大芝居(金丸座)。歌舞伎界の春の風物詩「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は4月9日(土)に初日を迎えます。
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京都四條南座
歌舞伎発祥の地といわれる京の、四条河原付近に芝居街が誕生したのは元和年間(1615~1623年)。その元和以来の大変由緒ある劇場、南座の魅力をご紹介します。
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初春を祝い賑わう 浅草公会堂
「新春浅草歌舞伎」が上演される浅草公会堂を取材しました。「新春浅草歌舞伎」はお正月の浅草の風物詩。浅草の人々の心意気に支えられ、育まれ、年を重ねてきました。
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日生劇場
今回は「十二月大歌舞伎」が上演される日生劇場。立地は皇居にほど近く、日比谷通りに面した一等地。著名な建築家である村野藤吾設計の建物は学術的にも貴重なものです。観劇の際にはぜひ劇場にもご注目ください。
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大阪平成中村座
新連載の第1回は2010年10月、11月に大阪城西の丸庭園内に出現した仮設劇場、大阪平成中村座を取材。舞台後方を上演中に開けて大阪城や庭園の緑を借景とする演出が大きな話題を呼んでいます。