平成17年（2005年）6月に、新橋演舞場は1ヵ月をかけて大きなリニューアルを行いました。あちこちに女性に嬉しい配慮がなされ、7月1日のリニューアルオープン披露パーティーで配られた挨拶状には「さらにレディファースト」と謳われていました。

　リニューアルの大きな目的のひとつが「お待たせしない快適さ」という女性用トイレの増設。地下1階の女性用レストルームは、24という数の多さはもとより、化粧直しのスペースも備えられており、とても快適。すべてのトイレに手摺りも設置されています。

　幕間を過ごすロビーや廊下にはテーブルと椅子、ゆったり体を包んでくれるソファもあります。特に1階の上手・下手の廊下にあるテーブル・椅子には、お弁当を食べる時などに目隠しとなるような柱がデザインされています。

売店に並ぶ商品はとってもハイセンスで、高級錦織帯が和服を着る女性たちの憧れになっている川島織物が製作した和装バッグなどのコーナーも。上質で美しい商品は並んでいるだけでも、空間をここちよくしてくれるものです。