歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



①広々とした地下食堂「東」。最大で400席設けることが可能。
②間仕切りの戸を閉めれば、公演にからめたイベントなどにも使用できる80席ある"中部屋"も。壁面の木村荘八画「役者絵」など19点を鑑賞することもできる。

①2階の食堂「雪月花」。
②奥の個室の壁にはかつて玄関ロビーを飾っていた「雪月花」の陶板が掛けられている。
③、④特別感が漂う優美な和の空間、「雪月花」のアプローチ。

お食事もお買い物も、シックで落ち着いた空間で

おそばや天重、おでん定食が食べられる2階のそば・喫茶「かべす」。

一昨年12月のプチリニューアル後に設置。2階のドリンクカウンターはカウンターバーの趣。

大きなソファやテーブル・椅子、ベンチがある2階上手側の廊下。

季節感あふれる、月ごとのオススメのお食事。写真は9月公演の季節のごはん膳 《松茸ごはん》(3,500円)

 

①和装小物・袋物、ハンカチや歌舞伎グッズなどを中心に揃えた2階売店「彩(いろどり)」。
②老舗のお菓子・食品などを中心に揃えた1階売店「賑(にぎわい)」。

 開演前や幕間は大勢の人が行き交うロビー、売店ですが、インテリアはその熱気や賑わいを包み込むように、しっとりとシックなテイストで統一されています。ソファ、椅子やテーブル、そして壁面のあちこちにダークブラウンが配色され、明かりのトーンが柔らかな間接照明が多用されているので、劇場内は格調高く落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

 食事や喫茶が楽しめるスペースは主に地下と2階です。こじんまりとした空間で静かに食事ができる2階の「雪月花」や、広々とした空間の地下食堂「東(あずま)」での彩り鮮やかな季節のごちそうは、前日午後6時までの予約か当日開演前の予約が必要となります。おそば類や天重、おでん定食が食べられる2階のそば・喫茶「かべす」では当日開演前に予約ができますが、並んで待てば予約なしでもOK(※1)。地下の「東」では、あんみつなどの甘味やビール、日本酒、ワインなどのアルコールも予約なしでいただけます。1階ドリンクカウンターでは、新橋演舞場特製の幕の内弁当や助六ずし、ホテルオークラ特製のサンドイッチなども販売されています(※2)。

 そして、1階と2階の売店には厳選されたお菓子や「和」の小物類、歌舞伎グッズが並び、センスのよい品揃えで、開演前や幕間のひとときを楽しませてくれます。その場でアイスをはさんだサクサクで香ばしい皮が自慢の小倉モナカアイスをはじめ、味わい深い和菓子は、1個から売っているので、幕間で食べるおやつもバラエティが豊か。観劇の楽しみの大切な要素です。

※1:食堂は、団体の予約が入っている場合は、当日のご予約ができなかったり、喫茶の営業がない場合がありますので、予めご了承ください。

※2:お弁当類は、開演前は劇場外でも販売されています。

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