公演情報詳細
中村橋之助改め 八代目 中村芝翫 襲名披露中村国生改め 四代目中村橋之助中村宗生改め 三代目中村福之助 襲名披露中村宜生改め 四代目中村歌之助 | ||
吉例顔見世大歌舞伎 |
当公演は終了いたしました。
2016年11月1日(火)~25日(金)
劇場:歌舞伎座
- 歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」初日ご挨拶と舞台映像が公開
- 歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」初日開幕
- 歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」幕見席のご案内
- 歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」初日開場前ご挨拶のお知らせ
- 歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」特別ポスター公開
- 襲名記念インタビューとひと言コメントをイヤホンガイド、字幕ガイドで放送
- 橋之助から芝翫へ、襲名直前「歌舞伎夜話」で明かした本音
- 歌舞伎座「イベント託児サービス」11月分受付は10月3日から
- 橋之助、国生、宗生、宜生、襲名披露興行への思いを語る
- 八代目芝翫襲名披露「お練り」、親子四人でご挨拶
- 29日、八代目中村芝翫襲名披露「お練り」のお知らせ
- 「八代目中村芝翫襲名を祝う会」で親子四人が見せた襲名への思い
- 橋之助、八代目中村芝翫襲名披露を発表
イヤホンガイド、字幕ガイドのご案内
お食事予約のご案内
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- 橋之助から芝翫へ、襲名直前「歌舞伎夜話」で明かした本音
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- 八代目芝翫襲名披露「お練り」、親子四人でご挨拶
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演目と配役
昼の部
一、四季三葉草(しきさんばそう)
翁 千歳 三番叟 | 梅玉 扇雀 鴈治郎 |
二、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)
粂寺弾正 秦秀太郎 腰元巻絹 小野春風 八剣数馬 錦の前 小原万兵衛 小野左衛門春道 秦民部 八剣玄蕃 | 染五郎 松也 梅枝 萬太郎 廣太郎 児太郎 亀鶴 門之助 高麗蔵 彌十郎 |
河竹黙阿弥 原作より
今井豊茂 脚本
三、祝勢揃壽連獅子(せいぞろいことぶきれんじし)
狂言師後に親獅子の精 狂言師後に仔獅子の精 狂言師後に仔獅子の精 狂言師後に仔獅子の精 長楽坊 萬年坊 昌光上人 慶雲阿闍梨 文殊菩薩 | 橋之助改め芝翫 国生改め橋之助 宗生改め福之助 宜生改め歌之助 萬太郎 尾上右近 梅玉 仁左衛門 藤十郎 |
河竹黙阿弥 作
盲長屋梅加賀鳶
四、加賀鳶(かがとび)
本郷木戸前勢揃いより
赤門捕物まで
天神町梅吉/竹垣道玄 女按摩お兼 春木町巳之助 魁勇次 虎屋竹五郎 磐石石松 お朝 数珠玉房吉 御守殿門次 昼ッ子尾之吉 道玄女房おせつ おつめ婆 伊勢屋与兵衛 金助町兼五郎 妻恋音吉 天狗杉松 御神輿弥太郎 雷五郎次 日蔭町松蔵 | 幸四郎 秀太郎 染五郎 松也 巳之助 尾上右近 児太郎 国生改め橋之助 宗生改め福之助 宜生改め歌之助 芝喜松改め梅花 歌女之丞 錦吾 男女蔵 松江 亀蔵 友右衛門 左團次 梅玉 |
夜の部
真山青果 作
真山美保 演出
一、元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)
御浜御殿綱豊卿
徳川綱豊卿 富森助右衛門 中臈お喜世 中臈お古宇 津久井九太夫 小谷甚内 上臈浦尾 御祐筆江島 新井勘解由 | 仁左衛門 染五郎 梅枝 宗之助 橘太郎 松之助 竹三郎 時蔵 左團次 |
橋之助改め芝翫 国生改め橋之助 宗生改め福之助 宜生改め歌之助 藤十郎 幹部俳優出演 |
近江源氏先陣館
三、盛綱陣屋(もりつなじんや)
佐々木盛綱 篝火 伊吹藤太 早瀬 信楽太郎 四天王 同 同 同 小四郎 古郡新左衛門 竹下孫八 北條時政 微妙 和田兵衛秀盛 | 橋之助改め芝翫 時蔵 鴈治郎 扇雀 染五郎 萬太郎 竹松 尾上右近 廣太郎 左近 秀調 彌十郎 彦三郎 秀太郎 幸四郎 |
四、芝翫奴(しかんやっこ)
奴駒平 | 国生改め橋之助(1日~9日) 宜生改め歌之助(10日~17日) 宗生改め福之助(18日~25日) |
みどころ
昼の部
一、四季三葉草(しきさんばそう)
荘重さの中に清元の軽やかな名曲を乗せた祝儀舞踊
翁、千歳、三番叟が登場し、それぞれの座に就くと翁がおごそかに舞い始め、四季折々の花を読み込みながら千歳とともに連舞となります。そして三番叟が鈴を手に五穀豊穣を祈り、拍子を取りながら軽快に踊ります。最後は三人そろってめでたく舞納めるのでした。
数多くある「三番叟物」の一つで『式三番叟』の語音をもじり、四季の花々が詞章に巧みに織り込まれた晴れやかな襲名を祝う舞台に相応しい舞踊です。
二、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)
奇抜な趣向が楽しいおおらかさが溢れる一幕
小野春道の屋敷では家宝である小野小町の短冊が盗み出されたうえ、姫君錦の前が奇病にかかり伏せっています。そこへ、文屋豊秀の家臣粂寺弾正が、豊秀への輿入れが遅れている錦の前の様子を窺いにやって来ます。髪の毛が逆立つ姫の奇病を見て考え込んだ弾正ですが、手にした毛抜がひとりでに踊り出したことから、姫の奇病の仕掛けを見破り、悪人から小町の短冊も取り戻すと、意気揚々と引き上げていきます。
愛嬌と知性を兼ね備えた弾正を描く古風な味わいの荒事をお楽しみください。
三、祝勢揃壽連獅子(せいぞろいことぶきれんじし)
親子がみせる情愛と勇猛な毛振り
霊地清涼山の麓にある石橋では、四人の狂言師が手獅子を携え、石橋の謂れや親が仔を千尋の谷へ蹴落とすと、自力で這い上がってきた仔だけを助けるという文殊菩薩の霊獣の故事を踊って見せます。その後満開の牡丹の中、親獅子と仔獅子の精が現れ、豪放な狂いを見せ、勇壮な毛振りで舞い納めるのでした。
能の「石橋」をもとに親子の厳しくも温かい情愛を描いた一幕。襲名披露狂言として、新芝翫、新橋之助、新福之助、新歌之助の親子四人で踊る舞台をご堪能ください。
四、加賀鳶(かがとび)
粋な鳶と小悪党のやり取りを鮮やかに描く人気作
本郷界隈の人々は、大名火消しの加賀鳶と旗本配下の定火消しとの喧嘩を恐れて木戸を閉め切っています。ここへ鳶頭の松蔵をはじめ若い加賀鳶たちが勢揃いしますが、親分の梅吉がこれを止めてその場を収めます。一方、盲長屋に住む竹垣道玄は、実直な按摩を装っていますが、実は人殺しも厭わない悪党ぶり。姪のお朝が奉公先の旦那に金を恵んでもらったことから悪巧みを思いつきます。伊勢屋へやって来た道玄は、店先で主人を脅しますが、そこに松蔵が現れて…。
河竹黙阿弥が江戸の市井に生きる人々を巧みに描く世話物の名作をご覧ください。
夜の部
一、元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら) 御浜御殿綱豊卿
男二人の緊迫感みなぎるやりとり
江戸城松の廊下での事件から1年。徳川綱豊の別邸御浜御殿では、年中行事のお浜遊びが催されています。遊びに興じて政事には関心がないように装う綱豊ですが、新井勘解由には、赤穂の浪人たちに仇討ちをさせてやりたいという心中を明かします。そこへ綱豊の愛妾お喜世の兄で赤穂の浪人である富森助右衛門が、吉良上野介も参上するお浜遊びの見物を願い出ます。やがて吉良の出番が近づき、吉良に向かって槍で打ちかかる助右衛門でしたが…。
真山青果の代表作『元禄忠臣蔵』のなかでも、華やかさと迫力に満ち、たびたび上演が繰り返される新歌舞伎の名作です。
新しい名跡の誕生を寿ぐ一幕
裃姿の俳優がそろって舞台に並び、八代目芝翫、四代目橋之助、三代目福之助、四代目歌之助が、皆様に襲名披露のご挨拶を申し上げる一幕です。
三、盛綱陣屋(もりつなじんや)
父子の情愛と兄弟で争う過酷な運命の物語
頼朝亡き後、鎌倉方と京方の間で争いが起こり、佐々木盛綱と高綱兄弟は敵味方に別れて戦うこととなります。鎌倉方である盛綱は、高綱の一子小四郎を生け捕りにします。そして盛綱は母の微妙に、高綱を迷わせないためにも、小四郎に切腹を勧めて欲しいと頼み、微妙はこれに応じます。そこへ高綱の討死が伝えられ、間もなく北條時政が入来して高綱の首実検役を命じますが、盛綱が首を取り出すと、出てきた首は高綱のものではなく贋首。しかし小四郎は、贋首と承知で父を追って切腹します。小四郎の様子を見た盛綱は…。
複雑な人間関係が織り成す物語に、争いの非情さ、哀しさが描かれた時代物の大作です。新芝翫が襲名披露狂言として、盛綱を初役で勤める舞台にご期待ください。
四、芝翫奴(しかんやっこ)
軽妙な足拍子でみせる長唄の舞踊
夜桜が美しい春の宵。供をしていた旦那とはぐれてしまった奴駒平は、威勢のいい掛け声とともに、新吉原へ向けて箱提灯を提げて走り出てきます。道すがら、旦那の伊達男ぶりを自慢し、その姿をまねたり、両足脱ぎになって足拍子をいろいろに踏むなど得意気に披露すると、再び主人を探しに駆けていくのでした。
四世中村歌右衛門(当時芝翫)によって初演され、その名を採って「芝翫奴」と呼ばれる、軽快な音楽と奴の動きが心地よい一幕です。新橋之助、新福之助、新歌之助が交代出演にて勤めます。
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