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二月大歌舞伎

料金(税込)

  • 1等席18,000円
  • 2等席14,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席20,000円

上演時間

  • 義経千本桜
    すし屋

  • 幕間 30分
  • 暗闇の丑松

  • 幕間 20分
  • 団子売

  • 一谷嫩軍記
    熊谷陣屋

  • 幕間 30分
  • 當年祝春駒

  • 幕間 20分
  • 名月八幡祭

※2月11日時点での予定。
※上演時間は変更になる可能性があります。

演目と配役

昼の部

初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言

一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

すし屋

いがみの権太
弥助実は三位中将維盛
娘お里
若葉の内侍
梶原の臣
梶原の臣
梶原の臣
六代君
弥左衛門女房おくら
鮓屋弥左衛門
梶原平三景時

菊之助


吉之丞

玉太郎
亀三郎
橘太郎


初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言

長谷川 伸 作


村上元三 演出

二、暗闇の丑松(くらやみのうしまつ)
暗闇の丑松
丑松女房お米
浪人潮止当四郎
料理人作公
料理人伝公
料理人巳之吉
料理人祐次
建具職人熊吉
建具職人八五郎
杉屋遣手おくの
湯屋番頭甚太郎
お米の母お熊
杉屋妓夫三吉
岡っ引常松
四郎兵衛女房お今
四郎兵衛
菊五郎


男女蔵
彦三郎
坂東亀蔵

萬太郎
巳之助

橘太郎
橘三郎
片岡亀蔵
権十郎

左團次
三、団子売(だんごうり)
杵造
お臼

孝太郎

夜の部

一谷嫩軍記

一、熊谷陣屋(くまがいじんや)
熊谷直実
藤の方
源義経
亀井六郎
片岡八郎
伊勢三郎
駿河次郎
梶原平次景高
堤軍次
白毫弥陀六
相模

吉右衛門
雀右衛門
菊之助

種之助
菊市郎
菊史郎
吉之丞
又五郎



二、當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)
工藤祐経
曽我五郎
大磯の虎
化粧坂少将
曽我十郎
小林朝比奈





錦之助
又五郎

初世尾上辰之助三十三回忌追善狂言

池田大伍 作


池田弥三郎 演出

三、名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)
縮屋新助
芸者美代吉
魚惣
船頭長吉
魚惣女房お竹
美代吉母およし
藤岡慶十郎
船頭三次

玉三郎



歌女之丞

仁左衛門

みどころ

昼の部

一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

  すし屋

「いがみ」と呼ばれた権太が秘める本心

 大和国下市村のすし屋の主人弥左衛門は、旧恩ある平重盛の子息、維盛を奉公人の弥助として匿っています。そこへ現れたのは、勘当の身の惣領息子、いがみの権太。性懲りもなく今日も金の無心にやって来ました。やがて弥助の素性をうかがい知った権太は、褒美欲しさに維盛の首とその妻子を源頼朝の家臣、梶原景時に差し出します。息子の愚かな所業に対して怒りに震える弥左衛門が刀を抜いて権太を刺すと、権太の口から意外な真相が明かされ…。
 いがみの権太は無頼漢ながら愛嬌も併せもつ役柄で、すし桶を抱えた花道の引込み、本心を明かす場面など、みどころにあふれます。初世尾上辰之助追善の義太夫狂言の名作をご堪能ください。

二、暗闇の丑松(くらやみのうしまつ)
暗闇の道を歩き続けた男の悲恋

 料理人の丑松には、お米という恋女房がいます。しかし、お米の母お熊が、お米を妾奉公させようとしていることを知り、丑松は争ううちにお熊と見張りの浪人を手にかけてしまいます。兄貴分の四郎兵衛にお米を託し、丑松は一人江戸を離れるのでした。1年後、お米恋しさに江戸へ戻った丑松は、偶然立ち寄った妓楼で女郎に落ちぶれたお米と再会します。四郎兵衛に騙され売り飛ばされたのだと語っても信じてもらえず、絶望したお米は…。
 哀しい運命に翻弄される男女の生き様を描き出した、長谷川 伸による新歌舞伎の傑作。初世尾上辰之助追善の舞台にご期待ください。

三、団子売(だんごうり)
商人夫婦の仲睦まじい踊り

 団子売の夫婦、杵造とお臼が餅屋台を担いで賑わう街にやって来ます。二人は曲に合わせて餅をつき、おかめとひょっとこのお面をつけて軽快な踊りを見せるのでした。
 江戸庶民に親しまれた名物「景勝団子」を売り歩く様を描いた賑やかな舞踊をご覧いただきます。

夜の部

一、熊谷陣屋(くまがいじんや)
儚きは戦乱の世か人の世か

 源氏方の武将熊谷直実が自らの陣屋に戻ってくると、妻の相模が息子小次郎の初陣を案じ待っています。小次郎の様子と、平家の公達敦盛を討ったことを明かす直実。そこへ敦盛の母藤の方が現れ、直実に斬りかかりますが、これをなだめた直実は敦盛の立派な最期を語って聞かせます。やがて源義経が現れ、敦盛の首実検が行われますが…。
 悲痛な心を押し殺す武将熊谷直実の風格と、物語の結末にひらめく世の無常が胸を打つ、重厚なひと幕をお楽しみください。

二、當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)
晴れやかなる祝儀舞踊

 初春を迎えた工藤祐経の館に、親の仇である祐経を討とうと曽我十郎と五郎の兄弟が春駒売りに姿を変えて入り込みます。賑やかに春駒の踊りを披露する兄弟は祐経との対面を果たしますが、祐経は兄弟の正体に気づいており…。
 「春駒」とは馬の形をかたどったつくり物を手にさまざまに囃し立てるめでたい門付芸。華やかな長唄の舞踊をご覧いただきます。

三、名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)
悲劇の結末に輝く十五夜の月

 越後の実直な行商人縮屋新助は、深川芸者の美代吉に惚れ込んでいます。しかし美代吉は旦那もちで、さらには船頭三次という情夫までいる奔放な女。美代吉は、深川大祭に必要な100両が用意できずに困ると、金の工面を新助にすがります。新助は故郷の家や田畑を売り払って金を工面しますが、旦那からの手切れ金が届いて金の心配がなくなった美代吉は態度を一変、新助の相手をしなくなります。裏切られ狂乱した新助は…。
 河竹黙阿弥の作品を土台に、人間の明暗を描く愛憎物語として掘り下げた新歌舞伎の名作。初世尾上辰之助追善のひと幕をご堪能ください。

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