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七月大歌舞伎

歌舞伎座新開場十周年

七月大歌舞伎

当公演は終了いたしました。

2023年7月3日(月)~28日(金)

昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時~
【休演】10日(月)、19日(水)

劇場:歌舞伎座

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料金(税込)

  • 1等席18,000円
  • 2等席14,000円
  • 3階A席6,000円
  • 3階B席4,000円
  • 1階桟敷席20,000円

※1階桟敷席でのお茶のサービスはございません

※幕見席の購入方法についてはこちら
※幕見席の料金およびオンライン販売はこちら

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上演時間

  • 三代猿之助四十八撰の内
    菊宴月白浪
    忠臣蔵後日譚
    序幕

  • 幕間 30分
  • 三代猿之助四十八撰の内
    菊宴月白浪
    忠臣蔵後日譚
    二幕目

  • 幕間 20分
  • 三代猿之助四十八撰の内
    菊宴月白浪
    忠臣蔵後日譚
    大詰

  • 神霊矢口渡

  • 幕間 20分
  • 神明恵和合取組
    め組の喧嘩

  • 幕間 30分
  • 新歌舞伎十八番の内 鎌倉八幡宮静の法楽舞

※7月12日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

演目と配役

昼の部

四世鶴屋南北 作


奈河彰輔 脚本


市川猿翁 脚本・演出


石川耕士 脚本・演出


藤間勘十郎 演出

三代猿之助四十八撰の内

  通し狂言 菊宴月白浪(きくのえんつきのしらなみ)

忠臣蔵後日譚

市川中車 両宙乗り相勤め申し候

序幕
大詰
甘縄禅覚寺の場より
専蔵寺大屋根の場まで
斧定九郎
金笄のおかる
塩谷縫之助
腰元浮橋
角兵衛獅子猪之松
毛利小源太
丁稚伊吾
下部与五郎
高野師泰
山名次郎左衛門
世話人寿作
一文字屋お六
加古川
仏権兵衛
斧九郎兵衛
石堂数馬之助
車 
壱太郎
種之助


中村福之助
玉太郎
歌之助

由次郎
寿
笑三郎


浅野和之
門之助
※市川猿之助休演につき、配役変更にて上演いたします

夜の部

福内鬼外 作

一、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)
娘お舟
新田義峯
傾城うてな
渡し守頓兵衛
児太郎
九團次

男女蔵

竹柴其水 作

二、神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)

め組の喧嘩

め組辰五郎
女房お仲
江戸座喜太郎
四ツ車大八
九竜山浪右衛門
背高の竹
おもちゃの文次
山門の仙太
島崎楼抱おさき/三ツ星半次
伊皿子の安三
芝浦の銀蔵
御成門の鶴吉
左利の芳松
田毎川浪蔵
柴井町藤松
露月町亀右衛門
三池八右衛門
葉山九郎次
喜三郎女房おいの
焚出し喜三郎
尾花屋女房おくら
團十郎
雀右衛門
権十郎
右團次
男女蔵

種之助
新之助



玉太郎
橘太郎
市村光
九團次



萬次郎
又五郎

九世市川團十郎歿後百二十年

松岡 亮 作

三、新歌舞伎十八番の内 鎌倉八幡宮静の法楽舞(かまくらはちまんぐうしずかのほうらくまい)
静御前
源義経
老女
白蔵主
油坊主
三途川の船頭
化生

三ツ目/町娘/五郎姉二宮姫
提灯/若船頭/竹抜五郎
僧普聞坊
僧寿量坊
僧隋喜坊
蛇骨婆
姑獲鳥
僧方便坊
團十郎

ぼたん
新之助


玉太郎
九團次
児太郎
種之助

みどころ

昼の部

通し狂言 菊宴月白浪(きくのえんつきのしらなみ)
忍術! 大凧の宙乗り!
スペクタクルな展開で描く忠臣蔵の後日譚

 塩谷の浪士が高野師直を討って1年余。主君の敵討ちを果たした四十七士は義士として讃えられるなか、塩谷の家老斧九郎兵衛の息子、斧定九郎は、敵討ちに加わらず不義士の汚名を着せられた父に代わり、せめて自分は亡君への申し訳を立てたい忠義の心をもっています。そんなある日、塩谷判官の弟縫之助には塩谷家の家宝・花筐の短刀を、高野の養子島五郎には高野家の家宝・菅家の正筆を献上すればお家再興がかなうとの沙汰が。しかし、縫之助が差し出した花筐の短刀は偽物。定九郎は申し訳に切腹しようとする縫之助の身代わりを買って出ます。いざ切腹、と思われたそのとき、定九郎は…。 
 盗まれた家宝を奪い返すため、定九郎は父九郎兵衛から斧家に伝わる忍術秘法を記した秘書こふさきの忍びの一巻を授かります。忍術を手に入れた定九郎は、“暁星五郎”と名のり、仲間とともにお家再興に立ち上がります。
 定九郎の妻加古川、かつて塩谷に奉公していた過去を持つ女伊達・金笄のおかる、縫之助の子を宿す芸者浮橋、浮橋の義理の兄仏権兵衛…。お家再興を巡り、それぞれの思いが入り乱れ、花筐の短刀、菅家の正筆はさまざまな人々の手を渡っていきます。果してお家再興はかなうのか…。
 歌舞伎の三大名作狂言の一つ『仮名手本忠臣蔵』。本作はそんな赤穂浪士の討入り事件を描く「忠臣蔵」の世界を題材に書き下ろされ、「忠臣蔵」では悪役として描かれる斧定九郎がお家再興を目指す忠義者として登場します。原作の設定を巧みに用い、名場面の数々を彷彿とさせる構成で、鶴屋南北により独創性豊かに描かれた物語は評判となり大当り。昭和59(1984)年には初演以来実に163年ぶりに三代目猿之助(現・猿翁)により復活された後、「三代猿之助四十八撰」の一つにも選ばれました。花道上を大凧に乗って飛び去ったかと思うと、たちまち反対側から本舞台へ向かって舞い降りる劇場空間をいっぱいに使った両宙乗りや、大屋根の立廻り、花火など、スペクタクルで波瀾万丈な物語が息をつく間もなく展開されていきます。32年ぶり、待望の上演にどうぞご期待ください。

夜の部

一、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)
純粋な娘が命を懸け、極悪非道な父に立ち向かう

 渡し守の頓兵衛は、足利と新田の争いで、褒美の金欲しさに新田義興の命を奪った強欲者。ある日、義興の弟義峯が恋人の傾城うてなと一夜の宿を乞いに偶然にも頓兵衛の家を訪れます。頓兵衛の娘のお舟は、気品あふれる義峯にひと目惚れ。一方、義峯の素性を知った頓兵衛は、金目当てにその命を狙い…。 
 江戸時代に活躍した才人、平賀源内が「福内鬼外」という筆名で書いた義太夫狂言の傑作。極悪非道な父頓兵衛と愛しい人を命懸けで守ろうとする娘お舟の姿が対照的に描かれる、見せ場に富んだひと幕をお楽しみください。

二、神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)
江戸の男たちが火花を散らす、鳶と力士の真剣勝負

 品川の遊廓。め組の鳶と四ツ車大八ら力士たちは些細なことから喧嘩になり、鳶頭の辰五郎がその場を収めます。しかし数日後、芝居小屋で喧嘩が再熱。一触即発の睨み合いとなるも、江戸座の座元喜太郎に止められます。気持ちが収まらない辰五郎は、密かに仕返しを決意。愛する妻と幼い子どもに別れを告げ、争いに決着をつけるため命知らずの鳶たちと芝神明へ向かい…。
 「火事と喧嘩は江戸の華」を体現する粋でいなせな江戸風俗をたっぷりと味わえる世話狂言の傑作。大詰での鳶と力士の大立廻りも見せ場の一つです。江戸っ子の心意気を描いた人気作を上演いたします。

三、新歌舞伎十八番の内 鎌倉八幡宮静の法楽舞(かまくらはちまんぐうしずかのほうらくまい)
趣向を凝らした迫力あふれる新歌舞伎十八番

 夜な夜な物の怪が現れるという鎌倉の荒れ寺に、怪しい風とともに現れたのは一人の老女。以前は都の白拍子であったと語る老女は舞を舞い始めます。やがて老女の姿が見えなくなると、次々と物の怪が集まり…。
 劇聖と謳われた九世團十郎が制定した新歌舞伎十八番の一つ。平成30(2018)年に新たな着想により復活上演された本作を、九世團十郎没後120年という節目の年に上演します。河東節、常磐津、清元、竹本、長唄囃子の五重奏など、豊かな音楽性とエンターテインメント性あふれる、目にも耳にも楽しいひとときをご堪能いただきます。

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