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七月大歌舞伎

料金(税込)

  • 一等席(1・2階席)16,000円
  • 二等席(3階席)6,000円

上演時間

  • 伊勢音頭恋寝刃
    油屋・奥庭

  • 幕間 20分
  • お祭り

  • 双蝶々曲輪日記
    引窓

  • 幕間 20分
  • 恋飛脚大和往来
    新口村

※7月2日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

演目と配役

昼の部

一、伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)

油屋

奥庭

福岡貢
油屋お紺
料理人喜助
油屋お岸
徳島岩次実は藍玉屋北六
藍玉屋北六実は徳島岩次
今田万次郎
仲居万野
油屋お鹿
幸四郎
壱太郎

虎之介
寿治郎
松之助
孝太郎

鴈治郎
二、お祭り(おまつり)
鳶頭
芸者
芸者
仁左衛門
千之助
孝太郎

夜の部

一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

引窓

南与兵衛後に南方十次兵衛
濡髪長五郎
平岡丹平
三原伝造
母お幸
女房お早
仁左衛門
幸四郎
壱太郎


孝太郎
二、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)

新口村

亀屋忠兵衛/父孫右衛門
万歳
才造
忠三郎女房
傾城梅川
鴈治郎
虎之介
千之助
竹三郎

みどころ

昼の部

一、伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)

 伊勢神宮の御師である福岡貢は、かつての主筋にあたる今田万次郎のために、お家の重宝である名刀「青江下坂」を取り返します。貢はやっとの思いで手に入れた刀を万次郎に返すため、賑わう古市の遊女屋油屋を訪れますが、万次郎と行き違いになり、家来筋で料理人の喜助に預けます。一方、貢の恋仲の油屋遊女お紺は、貢のために折紙(鑑定書)を手に入れようと、わざと貢に愛想尽かしをします。さらに意地悪な仲居の万野にまで罵倒された貢は、怒りのあまり次々と人を斬ってしまいます。実は貢が手にしている刀は…。歌舞伎独自の演出による様式美にあふれた夏らしい演目をお楽しみください。

二、お祭り(おまつり)

 「天下祭り」と称される赤坂日枝神社の山王祭の日。江戸の町の人々が心待ちにするこの盛大な祭礼が開かれている町内では、屋台囃子が賑やかに聞こえています。その町に戻ってきたのは、ほろ酔い機嫌の鳶頭です。上機嫌の鳶頭は、馴染みの芸者たちと絡んで踊ります。そこへ大勢の若い者たちが打ちかかりますが、鳶頭はこれをやすやすと退けます。江戸の大祭を題材にした、粋で華やかな清元の舞踊をお楽しみください。

夜の部

一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

 主筋への義理で人を殺めてお尋ね者になった相撲取りの濡髪長五郎は、南与兵衛の家に住む、母・お幸のもとを訪ねて来ます。実は長五郎はお幸の実子で与兵衛は先妻の産んだ子であり、与兵衛とは異母兄弟です。そこへ、郷代官に新たに任命されることとなり、十次兵衛を名のることを許された与兵衛が代官所から戻ります。お早とお幸は与兵衛の出世を喜びますが、与兵衛に命じられた初仕事は、長五郎を捕縛することでした。実子と義理の息子の間で苦しむ母の姿を見た与兵衛は…。明かり取りの天窓を舞台装置として巧みに利用し、母と弟を救う兄の心情が胸をうつひと幕です。

二、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)

 雪の降りしきる大和国新口村。やってきたのは大坂淡路町飛脚問屋の忠兵衛とその恋人で新町の傾城・梅川です。実は忠兵衛は梅川を身請けするために商売の金に手を付け、追われる身となっています。死を覚悟した忠兵衛は父親に別れを告げるため、梅川とともに生まれ故郷のこの地に落ち延びてきたのでした。そこへ父・孫右衛門が通りかかりますが、罪人の身ゆえ、名のり出られない忠兵衛。一方雪道を歩く孫右衛門は、雪に足を取られて転んでしまいます。これを見た梅川が孫右衛門の介抱をします。梅川が忠兵衛の連れだと気付く孫右衛門ですが、こちらも表だっては息子に声をかけられません。そこで梅川は…。男女の悲恋と親子の情愛を描いた上方和事の代表作をご覧いただきます。

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