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歌舞伎特別公演

料金(税込)

  • 一等席13,000円
  • 二等席6,000円
  • 三等席3,000円

上演時間

  • 傾城反魂香

  • 幕間 20分
  • 男女道成寺

  • 神霊矢口渡

  • 幕間 20分
  • 博奕十王

  • 夏祭浪花鑑
    序幕

  • 幕間 20分
  • 夏祭浪花鑑
    二幕目・大詰

※9月7日時点での予定
※上演時間は変更になる可能性があります

演目と配役

第一部

近松門左衛門 作

一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
土佐将監閑居の場
浮世又平後に土佐又平光起
狩野雅楽之助
将監北の方
土佐修理之助
土佐将監
又平女房おとく
中村 鴈治郎
片岡 愛之助
中村 扇乃丞
中村
中村 寿治郎
市川 猿之助
二、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
白拍子桜子実は狂言師左近
強力不動坊
強力普文坊
白拍子花子
片岡 愛之助
片岡 千太郎
片岡 愛三朗
中村 壱太郎

第二部

福内鬼外 作

一、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)
頓兵衛住家の場
娘お舟
下男六蔵
傾城うてな
船頭八助
新田義峯
 渡し守頓兵衛
中村 壱太郎
中村
市川
坂東 竹之助
中村 鴈乃助
中村 鴈治郎

市川猿翁 作

二、博奕十王(ばくちじゅうおう)
博奕打
閻魔大王
市川 猿之助
市川

第三部

並木千柳 作


三好松洛 作

  夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
住吉鳥居前の場
三婦内の場
長町裏の場
団七九郎兵衛/徳兵衛女房お辰
団七女房お梶
三河屋義平次
一寸徳兵衛
玉島磯之丞
傾城琴浦
堤藤内
下剃三吉
佐賀右衛門
おつぎ
釣舟三婦
片岡 愛之助
中村 壱太郎
中村
市川
片岡
片岡 りき彌
片岡 當吉郎
中村
片岡 當十郎
上村
中村 鴈治郎

みどころ

第一部

一、傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
夫婦の深い情愛と絵師が起こす奇跡

 絵師の又平は、師匠の土佐将監のもとを訪れ、土佐の名字を名のることを願い出ます。生来言葉の不自由な又平に代わり、女房おとくが切に訴えますが、又平には功績がないため聞き入れられません。そんななか、悪人にさらわれた佐々木義賢の息女救出の依頼が舞い込みます。又平はぜひとも自分を追手に遣わすよう頼みますが、将監はこれを聞き入れず、又平の弟弟子にその役目を命じます。悲嘆に暮れた又平は死を決意し、今生の名残りとして手水鉢に自画像を描くと…。
 夫婦の絆と、命を懸けて起こした奇跡が胸を打つ義太夫狂言の名作です。

二、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
道成寺物の傑作を男女の踊り比べで楽しむ華やかな舞踊

 道成寺の鐘供養のために奉納の舞を舞う美しい白拍子花子と桜子。二人が舞ううちに、桜子が、実は男の狂言師であることがあらわになります。花子と、男の姿に戻った左近は、満開の桜のなか華やかな踊りを披露するうちに、形相がみるみる変わり、鐘の中に飛び込む花子と左近。実は、二人はかなわぬ恋の恨みから熊野詣の僧安珍を焼き殺した清姫の亡霊で…。
 男女の踊り比べがみどころで、二人の息のあった魅力あふれる舞踊をお楽しみください。

第二部

一、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)
極悪非道の父に立ち向かう娘の恋心

 六郷川の矢口の渡しで、渡し守の頓兵衛は、足利と新田の争いで褒美の金欲しさに足利方の手先となり、新田義興の溺死に加担した強欲者です。ここへ、義興の弟義峯が恋人である傾城うてなと訪れ、偶然にも頓兵衛の家に一夜の宿を乞います。頓兵衛の娘お舟は、気品あふれる義峯にひと目惚れし、義峯に恋心を明かします。一方、義峯の素性を知った頓兵衛は、再び金目当てに、その命を狙いますが…。
 江戸時代に多分野で活躍した才人、平賀源内が「福内鬼外」のペンネームで描いた浄瑠璃の傑作です。

二、博奕十王(ばくちじゅうおう)
地獄で起こる楽しい舞踊劇

 閻魔大王一行は自らこの世とあの世の分岐点である六道の辻へ出向き、死者を地獄へ引き連れようと待ち構えます。そこへ生前金品財産を散々に巻き上げてきた博奕打ちが通りかかり捕らえますが…。
 市川猿翁が自ら筆を執り、昭和45(1970)年9月に自主公演「春秋会」で初演。平成23(2011)年に猿之助が自身の会で41年ぶりに復活上演しました。

第三部

夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
大坂の風情があふれる義太夫狂言の名作

 団七九郎兵衛は喧嘩で怪我を負わせた罪で牢に入れられましたが、浜田家家臣、玉島兵太夫の執り成しで死罪を免れます。団七は玉島兵太夫の子息磯之丞と恋仲の傾城琴浦の危急を救おうとしますが、一寸徳兵衛が立ちはだかります。争ううちに団七の女房お梶の仲裁によって互いの主筋が同じであるとわかり、団七と徳兵衛は義兄弟の契りを結びます。
 一方、誤って人を殺めた磯之丞と琴浦を匿っている釣舟三婦。磯之丞を国許へ帰すのに若く美しい徳兵衛の女房お辰を同道させることに難色を示しますが、お辰は鉄弓で自らの顔を傷付けて、その役を引き受けます。ところが、金に目のくらんだ団七の舅三河屋義平次は琴浦を連れ去ってしまい、その舅の悪事を知った団七は…。
 盛夏の大坂を舞台に恩人の息子とその恋人のために奔走する人々の心意気を描いた、義太夫狂言の名作です。

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