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歌舞伎座「六月大歌舞伎」の賑わい
2026年6月3日(水)、歌舞伎座「六月大歌舞伎」の初日が幕を開けました。
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▲ 『祇園祭礼信仰記』中村時蔵
▲ 『祇園祭礼信仰記』左より、中村歌昇、中村獅童、中村隼人
昼の部の幕開きは、『祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)』「金閣寺」。桜が咲き誇る金閣寺に、慶寿院尼(錦之助)を幽閉して立て籠もるのは、天下を狙う松永大膳(獅童)。弟の鬼藤太(種之助)と碁を打つ大膳のもとへ、奉公を望む此下東吉(隼人)が大膳の家臣・十河軍平(歌昇)に案内されてやってきます。一方、雪姫(時蔵)は大膳が父の仇と知りますが、抵抗むなしく桜の木に縄で縛られてしまいます。夫・狩野之介直信(米吉)と別れ、嘆き悲しむ雪姫が、降りしきる桜の花びらを集めて爪先で鼠を描くと…。悲しみにくれる雪姫の健気さと美しさに客席の視線は釘付けとなりました。
▲ 『戻駕色相肩』左より、中村萬壽、中村梅枝、中村萬太郎
続いては、舞踊劇『戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)』。春景色のなか、次郎作(萬太郎)が古風な丹前六方の振りで大坂新町の廓について語ると、禿(梅枝)は京の島原の様子を可憐で初々しく踊り、与四郎(萬壽)は江戸新吉原の風俗を踊ってみせます。三人それぞれの大坂、京、江戸という三都の廓比べで舞台が華やぎます。やがて次郎作と与四郎の意外な正体が明らかになります。古風な大らかさで春らしく、場内は晴れやかな雰囲気に包まれました。
▲ 『子連れ狼』(前)中村夏幹、(後)中村獅童
昼の部の最後を飾るのは、『子連れ狼』。かつて江戸幕府の公儀介錯人であった拝一刀(獅童)は、柳生烈堂(錦之助)率いる柳生一族の陰謀によって妻と一族郎党を失い、生き残った幼い息子・大五郎(夏幹)とともに復讐を誓い、刺客人となって旅に出ます。同じく愛する家族を殺されたお浜(七之助)から、仇である杉戸監物(勘九郎)への復讐の依頼を一刀は引き受けます。杉戸監物がお浜に執着し、監物の愛妾・お千(米吉)が嫉妬の炎を燃やすと…。やがて拝一刀は、柳生軍兵衛(松也)との宿命的な一騎打ちに立ち向かいます。
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▲ 『華舞於河賑』
夜の部は、『華舞於河賑』「俄獅子」(はながまうおがわのにぎわい にわかじし)から。幕が開くと、江戸の吉原仲之町に賑やかな祭囃子が聞こえてきます。鳶頭の梅吉(梅玉)と鳶頭の松吉(松緑)が芸者(辰之助)を伴って吉原へ繰り出してきます。そこへやって来たのは、鳶頭(歌六、又五郎、錦之助、獅童)、芸者(萬壽、時蔵、米吉)、鳶の者(歌昇、萬太郎、種之助、隼人)、手古舞(梅枝、種太郎、秀乃介、陽喜、夏幹、小川加奈絵)。『華舞於河賑』の通り、小川家の面々が顔をそろえた花が舞うような賑やかな舞台に、温かな拍手が送られました。
▲ 『盟三五大切』(Aプロ)左より、尾上松也、中村勘九郎、中村七之助
▲ 『盟三五大切』(Aプロ)中村勘九郎
▲ 『盟三五大切』(Bプロ)尾上松也
続いては、通し狂言『盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』。夫婦であることを隠す船頭の笹野三五郎(Aプロ:松也/Bプロ:勘九郎)と芸者の小万(七之助)は、三五郎の父が旧主のために必要な100両の金を用立てるために、小万の客の薩摩源五兵衛(Aプロ:勘九郎/松也)を騙して金を巻き上げます。源五兵衛は主君の仇討ちの徒党に加わる大望をもちながらも、小万に惚れるがゆえに、三五郎の甘言につられてしまいます。やがて、三五郎と小万の悪巧みが明らかになると、武士の面目を潰された源五兵衛は尋常ならざる行動に…。「忠臣蔵」の世界を踏襲し、『東海道四谷怪談』の後日談も差し込まれる巧妙な南北の趣向がふんだんに盛り込まれた名作の上演に、客席からは大きな拍手が送られました。
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歌舞伎座地下2階・木挽町広場では「老舗店特別販売フェア」を開催しています。老舗店の超人気商品を期間限定で販売しています。ご観劇の際はぜひお立ち寄りください。
歌舞伎座「六月大歌舞伎」は25日(木)までの公演。チケットは、チケット松竹、チケットホン松竹で販売中です。
