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玉三郎が語る、歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」
2026年8月2日(日)から始まる歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第三部に出演の坂東玉三郎が、公演についての思いを語りました。
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四季を感じる舞踊
歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第三部で、『雪』と『残月』に出演する玉三郎。「納涼歌舞伎ということで、どの演目がよいか考えていたのですが、長く勤めさせていただいている『雪』と、近年つくりました『残月』の2題を上演することになりました。『雪』は皆さんご存じの通り名曲の1つで、25年ほど舞わせていただいています。『残月』は曲がとてもよくできているのですが、あまり上演されていませんでした。『雪』という冬と、『残月』という秋、夏の歌舞伎座でそれぞれの風情が出せればと思い、第三部は『舞鶴雪月花』と合わせまして、四季折々の舞踊をお届けし、皆様にお楽しみいただければと思います」と、語ります。
「『雪』は白い屏風、『残月』は空舞台という非常にシンプルなセットです。歌舞伎座の大きい舞台で、地唄の2作を上演することが特殊なようにも感じますが、この空間でしか感じることができない、いい空間づくりができればと思います」と、研ぎ澄まされた環境で舞を披露することへも意気込みました。
お客様からどう見えるか
劇場ごとの舞台の大きさの変化について、「歌舞伎座の大きな空間ですと、自分を見せるために前の方で踊ることもあると思いますが、あまり前に出てくると平べったくなってしまい、奥行きを感じられません。そういう意味では、歌舞伎座では前に行きすぎず、『道成寺』などと同じ位置で踊ります。その分、止まっていてもエネルギーがちゃんと歌舞伎座全体に行くように考えていきたいです」と、凛とした眼差しを向けます。
「衣裳はどちらの演目も白に落ち着きました。同じ白でも素材は異なりますし、照明が入るとまた見え方が変わってまいりますので、ご覧になっていただくことでそれぞれの曲の違いもみえてくると思います。帯なども実際に稽古で舞台に上がって、遠くから見てみないと分からないことがございます」と、実際の舞台で衣裳がどう映るのかを確認していく繊細な作業にも触れました。
舞踊の楽しみ方
舞踊の見方について問われると、「ぼうっと見ていいのではないでしょうか(笑)」と、冗談めかしながら、「実は私自身も小さい頃から舞踊の世界にいて、振りの意味が分からずに踊っていた部分もございました。まずは、『音楽』と『見た目』で、感じるまま、世界に入っていただければ」と、考えすぎずに楽しむことも薦めます。
「舞踊はなにより音楽が大事です。今回の『雪』と『残月』も、音楽がとても良いので皆様にお楽しみいただけると思います」と、舞踊における音楽の重要性を強調しました。今年の第三部は例年よりも遅い午後7時開演であることにも触れ、「新しい試みではないでしょうか。会社終わりやお食事を済まされてからでもお越しいただけます」と述べました。歌舞伎座での『雪』の上演は、令和3(2021)年3月以来、5年振り2度目となり、『残月』は初めての上演となります。
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歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」は8月2日(日)から26日(水)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。
