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猿之助、愛之助、中車、右近「明治座 五月花形歌舞伎」初日を前に
5月2日(土)から始まる「明治座 五月花形歌舞伎」の出演者、市川猿之助、片岡愛之助、市川中車、市川右近が、初日を翌日に控え、あらためて公演への意気込みを語りました。
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初日前日の舞台稽古の合間に行われた取材で、猿之助は「順調な仕上がりです」とにっこり、愛之助も『鯉つかみ』で新たなひと幕をつくったため早朝4時までかかったと言いつつ、「段取りもついてばっちりです」と笑顔を見せました。それぞれが稽古を重ねて最後に合わせるのが4日間という歌舞伎のやり方に中車は「最初はこんなことがあるものかと思いましたけれど、そういうことはあるようです…、少しだけですけど慣れました」、と語りました。
「爽やかな季節にふさわしい演目が並びました。歌舞伎のいろんな部分を楽しんでいただけると思います。お客様に入っていただけるよう頑張ります」と意欲を見せたのは右近。猿之助も「これぞ歌舞伎というお芝居から、歌舞伎もこんなことをやるのかというものまで、非常にバラエティーに富んだ演目の公演です」とアピールしました。
昼の部の『男の花道』を猿之助は、「現代では希薄になっている友情、人と人とのつながり、そういう人間の持っている“いいもの”に感動してもらえれば」と語り、愛之助は夜の部の『鯉つかみ』について、「新しくつくる場面は綿密に打ち合わせないと怪我につながるので、きっちり組みたてないといけません。早替りや本水、歌舞伎をご覧になったことのない方にも、ぜひ、観に来ていただきたい」と呼びかけました。
「この四人がそろって芝居をするのは珍しい。この顔合わせも一つのみどころだと思います」と猿之助、「演目ごとの組み合わせも私にとって刺激的。それがいい形でお客様に伝わればいいですね」と言ったのは中車。その四人がそろっての稽古は4日間、そして明日が初日です。「それだけ歌舞伎の舞台が毎月開いている、つまり、お客様がご愛顧くださっているということでうれしいことです」と、猿之助は感謝の意を見せました。
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「明治座 五月花形歌舞伎」は、明日5月2日(土)から26日(火)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹、明治座ほかにて販売中です。