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四代目鴈治郎襲名披露興行が大阪松竹座で幕開け
1月2日(金)、大阪松竹座「壽初春大歌舞伎」の初日が幕を開け、「初日鏡開き・櫓お披露目式」が行われ、中村翫雀改め四代目中村鴈治郎襲名披露が始まりました。
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今年の大阪松竹座「壽初春大歌舞伎」は、中村翫雀改め四代目中村鴈治郎の襲名披露であり、大阪 道頓堀にて襲名興行の幕開けを飾る、たいへんおめでたい公演です。
初日を前に、正月に櫓の下をくぐると縁起がよいといわれる「櫓お披露目式」を、四代目中村鴈治郎と振袖姿の劇場従業員で行いました。入り口上に設置された櫓の幕が落とされると、朝早くからかけつけた大勢のお客様から大きな歓声が起こり、賑々しく初春を寿ぐ行事に、大きな拍手が送られました。
続いて、中村翫雀改め中村鴈治郎襲名披露を祝し、鏡開きが行われました。力強く木槌を振り、めでたく鏡が開くと、「成駒家!」「鴈治郎!」の掛け声も飛び、大勢のお客様から祝福の拍手が送られました。
そしていよいよ開幕。「鴈治郎!」「待ってました!」「四代目!」――。熱気あふれる大阪松竹座の花道に、紙衣姿で登場した四代目鴈治郎が、「いつかは演じたい」と願っていた『廓文章』の藤屋伊左衛門。笠を外してその顔を見せると、拍手喝采は劇場外まで鳴り響くほど高まりました。大阪の舞台に上方歌舞伎の大名跡、鴈治郎が10年ぶりに復活した瞬間です。新春早々の豪華な舞台に、お客様はすっかり酔いしれていました。
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初日から大盛況となった大阪松竹座「壽初春大歌舞伎」は、千穐楽1月26日(月)までの公演。2月も引き続き、襲名披露の 「二月大歌舞伎」が大阪松竹座にて行われます。1月公演のチケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹にて販売中、「二月大歌舞伎」のチケットは1月5日(月)、上記にて発売です。
2015/01/02