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京都南座 吉例顔見世興行の演目が決定
京都南座「京の年中行事 當る子歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 二代目中村錦之助襲名披露」の演目と主な配役が決まり、8月29日、松竹株式会社から安孫子専務取締役、白井信彦取締役、吉浦南座支配人が出席し、製作発表が行われました。
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今年は中村信二郎改め中村錦之助襲名披露ともなり、披露狂言として、昼の部『勧進帳』では富樫左衛門(武蔵坊弁慶・幸四郎、源義経・藤十郎)、夜の部『寿曽我対面』では曾我五郎時致(曾我十郎祐成・菊五郎、工藤左衛門祐経・富十郎、大磯の虎・秀太郎)を新錦之助が演じます。
また、夜の部では、坂田藤十郎が喜寿を記念して『京鹿子娘道成寺』で白拍子花子を勤めます。
戦後の南座顔見世興行では、この3演目が上演回数のベスト3となり、最も多い『勧進帳』が20回、続いて『京鹿子娘道成寺』の15回、『寿曽我対面』の14回。まさに京都南座の顔見世らしい演目と言えます。
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その他、昼の部は、『将軍江戸を去る』(徳川慶喜・梅玉、山岡鉄太郎・我當、高橋伊勢守・秀太郎)、『義経千本桜 すし屋』(いがみの権太・菊五郎、梶原平三・富十郎)、『二人椀久』は仁左衛門・孝太郎の親子共演。
夜の部は『梶原平三誉石切』(梶原平三景時・幸四郎、大庭三郎景親・我當)、『河内山』(河内山宗俊・仁左衛門)、最後は『三社祭』(悪玉・松緑、善玉・菊之助)と『俄獅子』(鳶頭・翫雀、芸者・扇雀)の舞踊。
京都の師走を彩る「當る子歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 二代目中村錦之助襲名披露」。
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2007/09/01