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獅童が初音ミクと共演、新作歌舞伎『今昔饗宴千本桜』のお知らせ

　4月29日（金・祝）・30日（土）、幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議 2016」において、中村獅童出演の新作歌舞伎『今昔饗宴千本桜（はなくらべせんぼんざくら）』が上演されます。

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　「ニコニコ超会議2016」発表会が開かれた3月24日（木）、六本木のニコファーレに登場した獅童は、「ニコニコ超会議2016」の企画ブースの一つ「超歌舞伎」で、ボーカロイド（バーチャル世界でのシンガー、ボカロ）の初音ミクと共演することを明かしました。上演するのは新作歌舞伎『今昔饗宴千本桜』です。

　ニコニコ動画ユーザーに向けた大型イベント「ニコニコ超会議」は、昨年の会場来場者数15万人の一大イベント。「ニコニコ超会議に、歌舞伎で出演させていただくことになりました。皆様に喜んでいただける作品を、ただいま絶賛、制作中でございます。ご期待ください。当日は最高の作品をお届けできるように、一所懸命勤めさせていただきます」と獅童が挨拶すると、発表会場もライブ中継されたネット上も大盛り上がり。「萬屋！」のかけ声と書き込みがあふれました。

　上演される『今昔饗宴千本桜』は、ボカロ曲「千本桜」と歌舞伎の『義経千本桜』が、NTTの最新技術「Kirari!」によって融合する新作歌舞伎です。

　この新作歌舞伎では、“千本桜”をキーワードとして古典とデジタルの世界をつなぎ、異なる場所で演じる獅童が瞬間移動したりといった、新たな演出も取り入れられます。CG投影された初音ミクを相手に、獅童は忠信を演じます。発表会場に流れたプロモーションVTRで、「初音さんはたいへん芸達者でいらっしゃる。歌舞伎の稽古もされているらしいですから、私も負けないように」と、意欲を見せていました。

　「Kirari!」は、よりリアルに、あたかもその場にいるような超臨場感をリアルタイムに配信する映像と音響の技術。これまでに見たことのない演出が可能になります。獅童は、「歌舞伎のこういった試みは史上初。これからの時代、デジタルの歌舞伎があってもいいじゃないか、ということで、皆様で盛り上げていただきたいと思っております」と呼びかけ、大きな拍手を浴びました。歌舞伎初の試み、ぜひ、実際に「ニコニコ超会議2016」会場で、または、「ニコニコ生放送」で史上初のネットライブ新作歌舞伎としてご覧ください。