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松竹大谷図書館「GHQ検閲台本検索閲覧システム」公開

▲ 《松竹大谷図書館所蔵・GHQ検閲台本検索閲覧システム》閲覧画面
10月18日(火)、公益財団法人松竹大谷図書館の所蔵するGHQ検閲歌舞伎台本について、ウェブ上で検索、閲覧できるシステムが公開されました。
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歌舞伎やその他の演劇、映画の資料を多く蔵書とする松竹大谷図書館では、所蔵するGHQ検閲台本のうち、著作権保護期間が終了した歌舞伎台本約350冊を、ウェブ上で公開しました。立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)書籍データベースのページ内から、検索、全ページ閲覧できるようになっています。
お手持ちのPCやスマートフォン、タブレットから、《松竹大谷図書館所蔵・GHQ検閲台本検索閲覧システム》にアクセス後、「資料名」の欄に演目名を入力することで、閲覧が可能です。今までは図書館に足を運んでしか閲覧できなかった貴重な資料を、ウェブ上で確認することができます。

▲ 『夏祭浪花鑑』脚本より。検閲により削除された部分などが確認できます。
このシステムのデジタルアーカイブ化は、クラウドファンディングプロジェクト「【第4弾】歌舞伎や映画、日本文化の歴史を後世に伝える。」で募集した支援金により行われました。システムの開発および公開は、松竹大谷図書館と立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)との間で結ばれた協定に基づき、アート・リサーチセンターが行っています。
ご利用ガイドをご参照のうえ、ぜひ実際に貴重な資料の閲覧をお試しください。
《松竹大谷図書館所蔵・GHQ検閲台本検索閲覧システム》(「立命館大学アート・リサーチセンター」サイト内)
2016/10/19