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演劇文化を未来へ残すプロジェクト、支援募集開始
9月4日(火)~10月24日(水)、公益財団法人松竹大谷図書館が、クラウドファンディングプロジェクト「【第7弾】世界へ翔んだ、川上音二郎・貞奴の軌跡を未来へ。」を始動、二人の軌跡を収めた貴重なアルバムの修復およびデジタル化の費用と、運営資金について、支援の募集を開始しました。
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松竹大谷図書館の貴重な資料を守るために始まったプロジェクトは、今年で7年目。第7弾となる今回も、支援はクラウドファンディング「Readyfor」プロジェクトページを通じて行うことができます。今回の支援金は、図書館運営費(主に書架修理費用)と、所蔵資料のアルバムの補修、およびデジタルアーカイブ化に充てられる予定です。
そのアルバムとは、新派の祖の一人とされ、歌舞伎とも浅からぬ縁のある川上音二郎と、日本の近代女優第一号といわれる貞奴の一座が約120年前、明治32~33(1899~1900)年に行った欧米公演に関する資料です。しかも、明治の欧米公演の状況を知るうえで貴重なだけでなく、このアルバムが残された経緯にもドラマがありました。ほかでは得難い唯一無二のアルバムです。
今年3月に歌舞伎座で上演された『滝の白糸』が、明治28(1895)年に川上一座が駒形浅草座で初演したものであるなど、歌舞伎ファンにとっても馴染みのある音二郎。今回のプロジェクトでは、世界に一冊しかないこの“音貞アルバム”の修復保存を通じ、明治の演劇の軌跡を未来へとつないでいきます。さらに、アルバム原本の修復のみならず、デジタル化も行い、内容について画像で閲覧できるようなシステムも公開する予定です。
プロジェクトでは、支援額に応じてそれぞれのリターンが設定されています。主旨にご賛同される方は、リターンの内容をご確認のうえ、ぜひご協力ください。
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Readyfor クラウドファンディングプロジェクト
【第7弾】世界へ翔んだ、川上音二郎・貞奴の軌跡を未来へ。
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■期間
2018年9月4日(火)11:00~10月24日(水)23:00
■支援方法
「Readyfor」プロジェクトページから、各支援金額の「リターン」を選んでクリックすると手続きできます。
■リターン(支援に対するお礼)
『妹背山婦女庭訓』(平成30年6月歌舞伎座)の台本表紙デザインを模したオリジナル文庫本カバー、川上演劇『意外』絵本番付のオリジナル文庫本カバーなどが用意されています。そして、音二郎が尊敬し、影響を受けた九世團十郎にちなみ、團十郎と五世菊五郎の『紅葉狩』と、六世菊五郎の『鏡獅子』が観られる、歌舞伎座ギャラリーでの上映会へのご招待もあります。
そのほか、支援金額に応じたリターンが用意されていますので、詳細は「Readyfor」プロジェクトページをご覧ください。
■お問い合わせ
プロジェクトについて:
公益財団法人松竹大谷図書館事務局 03-5550-1694
「Readyfor」について:
「Readyfor」事務局 press@readyfor.jp 03-6801-5767