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『花街詞合鏡』、今年の「超歌舞伎」のみどころは…

『花街詞合鏡』、今年の「超歌舞伎」のみどころは…

 「ニコニコ超会議2017発表会」に、『花街詞合鏡』傾城初音太夫の扮装で初音ミクも登場

 4月29日(土・祝)・30日(日)、幕張メッセ イベントホールで上演される「超歌舞伎Supported by NTT『花街詞合鏡(くるわことばあわせかがみ)』」の詳細が、「ニコニコ超会議2017発表会」で明らかになりました。 

 開催まで2週間を切った17日(月)、「超歌舞伎」をはじめとする「ニコニコ超会議2017」の人気企画の追加情報が発表されたのは、東京 六本木で行われた「ニコニコ超会議2017発表会」。「超歌舞伎」では、すでに特設サイト上で発表されているあらすじに加え、「超歌舞伎」でしか見られない演出などの発表がありました。 

 

『花街詞合鏡』、今年の「超歌舞伎」のみどころは…

 「皆さんに楽しんでもらえるように頑張っています。お会いできたらうれしいです」と挨拶した初音ミク

リアルとバーチャルの融合がより進化

 八重垣紋三(獅童)と傾城初音太夫(初音ミク)の恋路を邪魔する蔭山新右衛門(國矢)、紋三と新右衛門の喧嘩を留めるのは仲居の重音(重音テト)。昨年の劇中歌、ボーカロイド曲「千本桜」の邦楽アレンジは会場をおおいに盛り上げましたが、今年は重音テトのボカロ曲「吉原ラメント」が作品を彩ります。

 

 昨年は大立廻りで獅童の演じる忠信が、超特別協賛/技術協力NTTの、超高臨場感をリアルタイムに配信するイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」により、分身の術を使って大勢を相手に戦いました。今年は“被写体抽出技術”がパワーアップしたことで、いっそう精緻で滑らかな像となって現れます。しかも、紋三と新右衛門の分身どうしの迫力満点の立廻りシーンもあり、リアルとバーチャルの融合がまた進化を遂げます。

 

 視覚のリアルさに拍車をかけるのが、同じくNTTの、飛び出す音をつくり出す「波面合成技術」による音響再生技術です。大音量から雷鳴などの効果音、聞き逃してしまうような小さな音まで、総延長36メートルにもなる240台のスピーカーで客席の一部を囲い、まるですぐそばに音源があるかのような臨場感で聞かせることが可能になりました。

 

ヘッドマウントディスプレイで新たな歌舞伎鑑賞体験を

 さらに、ヘッドマウントディスプレイ(台数限定)を装着してそれらの演出を、ニコニコ生放送のコメントのホログラム映像とともに楽しめるのも、「超歌舞伎」ならでは。こちらはドワンゴ社がマイクロソフト社の技術を利用したシステム「DAHLES(ダレス:Dwango Advanced HoloLive Education System)」によるものです。歌舞伎鑑賞の新しい形として、観客の感動も演出の一部としてリアルに共有することができます。

 

 一方のニコニコ生放送も必見。バーチャルキャラクターの初音ミク、重音テトはAR(拡張現実)により3Dで登場。舞台の周囲も劇場で見ているかのような演出がなされます。声援を送る代わりに、コメントで舞台を盛り上げることができるのも、生放送ならではです。 

 

『花街詞合鏡』、今年の「超歌舞伎」のみどころは…

 ラスベガスでも好評だった隈取体験が幕張でも!

あなたの隈取顔を会場にディスプレイ

 当日の会場では、ラスベガスの歌舞伎公演会場にも登場したインタラクティブ体験展示が、NTT「超変身歌舞伎」として登場。来場者の顔を自動認識し、隈取をした顔にして、舞台上にしつらえられた高さ10メートルの顔オブジェ「デカオー丸」に、プロジェクションマッピング投影します。デカオー丸の表情豊かな隈取は、広い会場でもひときわ大きなインパクトを与えること間違いなしです。

 

 また、展示ホールには「デカオー丸Jr」も設置、隈取の顔で歌舞伎俳優になりきった自分の映像を楽しんでください。「超変身歌舞伎」は、開演前(10:00~12:30)と一部終了後から15:30まで、二部終了後から18:00まで(29日のみ)、アリーナ席後方で体験できます。

 このほか、桟敷席の販売、『今昔饗宴千本桜』のDVD & Blu-rayの発売予約など、「超歌舞伎」に関する最新情報は、「ニコニコ超会議2017」公式サイト内の「超歌舞伎」のページをご覧ください。

 

「ニコニコ超会議2017」公式サイトはこちら

「超歌舞伎Supported by NTT『花街詞合鏡』」

2017/04/19