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「超歌舞伎Presents ~中村獅童×初音ミク 超会議でみんなと交流~ Powered by NTT」、ニコニコ超会議で開催
2024年4月27日(土)、幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2024」で、「超歌舞伎Presents ~中村獅童×初音ミク 超会議でみんなと交流~ Powered by NTT」が開催されました。
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「ニコニコ超会議2024」では、これまでの超歌舞伎の公演とは違った特別企画として「超歌舞伎Presents ~中村獅童×初音ミク 超会議でみんなと交流~ Powered by NTT」を開催。4月27日(土)には、大勢の人で賑わう超会議の会場に中村獅童と澤村國矢、そして小川陽喜、小川夏幹が登場しました。NTTの技術を活用した、初音ミクが扮する美玖姫とのグリーティングブースで、獅童らは久々にミクとの再会を果たし、手を振り合って挨拶を交わします。続いてお練り用の「超乗合馬車」に乗り込み、会場中を進む四人。獅童のマイクパフォーマンスに応え、場内を行き交う参加者が足を止めて手を振り、かけ声をかけました。
その後、超スペシャルステージでトークショーを開催。冒頭に平成28(2016)年からこれまでに上演された超歌舞伎の舞台を振り返るVTRが流れ、会場では早速ペンライトが揺れます。数々の苦労を乗り越えて大盛り上がりとなった初演時のことや、自身の療養を控えていた平成29(2017)年の公演時に客席のペンライトの光景を目に焼き付けたこと、翌年の公演で、お客様に「お帰り」と迎えられて感動したことなどを、しみじみと語った獅童。「超歌舞伎は、体にはハードですが、お客様の声援や反応が感じられると、疲れも吹っ飛んでもっと盛り上げようという気持ちになる。皆さんからエネルギーをもらっています」と、感謝の思いを伝えます。
「超歌舞伎はチームワーク。お互いの信頼関係なくしては成り立たない」と話し、長年共演してきたミクについて、「私たちが子どものころから培ってきたことを、ミクさんはほんの数年でできるようになって。大女優ですよ」と、微笑みながら称えます。「もちろんお客様ともスタッフとも、チームワークがあります。8年かけて、昨年12月に歌舞伎の本拠地である歌舞伎座で超歌舞伎を上演できた。ここまで成長できたのは、ミクさんファンと私たちとの友情、絆があるからだと深く思います。ドキュメンタリーにしたいくらいです」。
「徐々に古典歌舞伎のファンの方たちも、超歌舞伎に興味をもってくださるようになり、歌舞伎座公演が一つの到達点でした。これからまた第二期に向けて、準備をしていきたいと思います」という言葉に、会場もペンライトと拍手で熱く反応します。毎年超歌舞伎に出演していた獅童が、ニコニコ超会議の展示会場を見るのは、実は今回が初めてのこと。「(展示会場の)ズンズンという響きを、これまで控室で聞いていたのですが、こんなに大勢の方が盛り上がっているんですね」と、楽しそうに会場を眺めます。
質問コーナーでは、ファンと獅童が直接やりとりする場面も。今後の超歌舞伎に向けて、上演演目や巡業についての希望なども含めた熱い思いが寄せられ、獅童らが丁寧に答えていきます。「ありがとうございます。こうやって皆さんと交流ができて、第二期超歌舞伎に向けてご意見を聞くことができてうれしいです」と、喜びをにじませました。
エンディングには陽喜と夏幹らも再び登場し、歌舞伎座「六月大歌舞伎」で初舞台を勤める二人がマイクを持って大きな声で挨拶をすると、「ジュニ屋」というかけ声と拍手が沸きました。最後に「千本桜」が流れ始めると、獅童が、「もっと音量を上げて!皆さん、準備はいいですか!」と声をかけ、客席が総立ちになり歓声をあげて応えます。ステージ上のスクリーンではニコニコユーザーによる桜模様のコメントが流れて画面を埋め尽くし、さながら超歌舞伎のフィナーレのような盛り上がりに。獅童の、「どうもありがとう!来年必ず超歌舞伎、帰ってくるからな、待ってろよ!」という熱い言葉に、会場中が喝采に包まれました。