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海老蔵が映画『無限の住人』初日舞台挨拶に登場
4月29日(土・祝)より全国ロードショー公開の映画『無限の住人』に市川海老蔵が出演、東京 丸の内ピカデリー1で行われた初日舞台挨拶に登場しました。
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『無限の住人』は同名漫画を原作に、三池崇史監督が実写化したアクション映画で、第70回カンヌ映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門での公式上映も決定しています。不老不死の肉体を持ち、用心棒を生業とする主人公の万次(木村拓哉)と、両親の仇討ちのため、万次の力を借りる浅野凛(杉咲花)の戦いを描く作品で、海老蔵は、凛の仇である剣客集団逸刀流の最強の刺客、閑馬永空を演じ、鬼気迫る姿で万次と対峙します。
三池監督は「野獣のようなキャストが集まって、一つの現場をつくるのは大変だろうなと思われるけど、皆、すごい才能の持ち主。監督としては役を演じてもらい、それを撮っているという喜びがあり、またそれが現場を熱くしました」と、撮影を振り返りました。
全編ノースタントという本作。海老蔵は、不死身の万次でさえ追い込むほど激しい閑馬のアクションシーンについて聞かれ、「木村さんは自分のアイディアをもっとよくしたい、という思いがひと一倍強いんだなと感じました。その場で“ここ、こうやってみない?”って…」と、殺陣のシーンも、現場でのやりとりで磨かれていったことを語りました。一方、木村の声マネで話した海老蔵に木村が、「そんな言い方してないだろう!」「いやいや、そんな感じ」と返す二人のかけあいには、会場から笑いが起こりました。
挨拶のあとには、事前に公式ツイッターに寄せられた質問に回答する時間が設けられました。「この人は不死身だと思う人」という質問に、海老蔵の名を挙げたのは木村と市原隼人。「もう、説明いらないんじゃないですか。 いろんな常識を備えつつ、こんなに自由な人はいない」と木村。この日が初対面という市原も、「周りから空気を押し出すような、すべてに色をつけていくような、力強さと強靭な心を感じるので」とコメントしました。
二人の回答に恐縮しながらお礼を述べた海老蔵自身は、三池監督を指名。「体が腐っても、普通に歩いていそう」との発言には、映画のほか「六本木歌舞伎」の演出として海老蔵と仕事を重ねている監督もちょっと苦笑。海老蔵は以前、監督が車椅子で撮影所に来ている姿を見たそうで、「そこまでして現場に来るんだな、と。そういう姿から死なないと思いました」と、監督の情熱を感じる逸話を話しました。
作品タイトルと公開初日と重なったゴールデンウィークをかけ、無限の休みがもらえるなら、何をしたいかという質問も出ました。「仕事がなくてお金がなくなったら暮らしていけないから、木村さんか海老蔵さんの家に居候したい」と答えた戸田恵梨香に、「部屋はありますから、大丈夫ですよ」と返した海老蔵には、客席から感嘆の声が上がっていました。映画は29日(土・祝)より全国公開されています。ぜひ、劇場でご覧ください。
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映画『無限の住人』
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原作:沙村広明「無限の住人」(講談社『アフタヌーン』所載)
監督:三池崇史
脚本:大石哲也
出演:木村拓哉
杉咲 花 福士蒼汰
市原隼人 戸田恵梨香 北村一輝
栗山千明 満島真之介 金子賢 山本陽子
市川海老蔵 田中 泯/山崎 努
※山崎の「崎」は正しくは、“たつさき”です。
■公開
2017年4月29日(土・祝)全国ロードショー
■上映館
公式サイトでご確認ください。
■上映時間
2時間20分
■配給
ワーナー・ブラザース映画
(C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会