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歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」特別ポスター公開

歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」特別ポスター公開 10月2日(水)から始まる歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」の特別ポスターが公開されました。

 昼の部『江戸育お祭佐七』のポスターは、尾上菊五郎が演じるいなせな鳶の、今にも飛び出してきそうな俠気あふれる姿に、目がくぎ付けになる1枚。「お祭佐七」の異名をとる江戸の粋な鳶を菊五郎が11年ぶりに勤めます。神田祭の祭礼を背景に、鳶と芸者が織りなす恋模様を巧みに描き出した、江戸情緒漂う世話狂言の名作を、ぜひお見逃しなく。

 

歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」特別ポスター公開 夜の部『三人吉三巴白浪』のポスターでは、和尚吉三の尾上松緑、お坊吉三の片岡愛之助、お嬢吉三を勤める尾上松也、中村梅枝が、それぞれ異なる場面の扮装で登場しました。『三人吉三』の通し狂言での上演は、平成21(2009)年11月新橋演舞場以来、10年ぶりとなります。通し狂言として上演することで、黙阿弥がこの作品を書いた当時の、幕末の混沌として退廃的な世相や、刹那的な美しさがより色濃く描き出されます。三人の盗賊の人物像が浮かび上がるような、気迫があふれる強い眼差しに、期待が高まります。

 

歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」特別ポスター公開 夜の部『二人静』のポスターでは、中央に佇む坂東玉三郎演じる静御前の霊の姿が、まず目に飛び込んできます。今回のために撮り下ろした玉三郎の写真は、どこか神秘的で美しいその世界観を、存分に映し出しています。能を題材とした今回の演目の上演にあたり、玉三郎自ら新たな演出を施します。幻想的な空気に満ちあふれた舞踊をご堪能ください。

  これらの特別ポスターは、歌舞伎座のほか、東京メトロの主要駅に掲出されます。ぜひご注目ください。歌舞伎座「芸術祭十月大歌舞伎」は10月2日(水)から26日(土)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2019/09/27