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愛之助、米吉が語る、『流白浪燦星』

愛之助、米吉が語る、新橋演舞場『流白浪燦星』

 

 

 2026年3月から2027年2月にかけて、新橋演舞場、御園座、南座、博多座で上演される『流白浪燦星 碧翠の麗城(ルパン三世 へきすいのれいじょう)』に出演の片岡愛之助、中村米吉が、脚本・演出の戸部和久とともに公演について語りました。

 令和5(2023)年12月に、東京・新橋演舞場にて新作歌舞伎『流白浪燦星』が上演され、大きな話題となり、令和7(2025)年9月に京都・南座では待望の再演。そしてこのたび、第2弾となる新作『流白浪燦星 碧翠の麗城』の上演が決定しました。本作は令和8年(2026)3月の東京をはじめ名古屋・京都・福岡と全国4大都市をまわるロングラン公演です。 

 

愛之助、米吉が語る、新橋演舞場『流白浪燦星』

 

流白浪と五ェ門の2役

 今作について愛之助は、「この作品は、歌舞伎の約束事のなかで進んでいく流白浪燦星(ルパン三世)なので、そこをしっかり踏まえたうえで第2弾もきっと皆様に楽しんでいただけるんじゃないか」と語ります。また個性豊かなキャラクターが原作の魅力の一つと考える愛之助。流白浪の役については公演を重ねるなかで、「自分でもルパンに近づけていけるように、楽屋で化粧するときは毎日「ルパン三世」(の映像)をかけていました。そのルパンの声を聞きながら、イメージを膨らませて舞台に出ていくようにしていました」と当時を振り返りました。

 

 今作は流白浪と五ェ門の2役を勤めるが、五ェ門については「無口で朴訥な感じで少し無愛想で、でも一本芯が通っている。そんな五ェ門を今研究中です」と語ります。「我々も個性際立った人たちばかり。それぞれ個性を磨きながら、一丸となって、また新しい目標を見つけて頑張っていきたい」と笑顔を見せました。

 

愛之助、米吉が語る、新橋演舞場『流白浪燦星』

 

歌舞伎の姫とルパンのヒロイン

 瀬織姫として今作に参加する米吉は、「(ルパン三世は)私もとても好きな作品で、大変うれしく思っています」と喜びを見せました。「さまざまな歌舞伎のお姫様を勤めてきて、これまで歌舞伎役者として女方として培ってきたものを生かし、精一杯勤めます」と気を引き締めます。目指すヒロイン像については、「流白浪を頼りにし、流白浪がヒロインの清純さや心の美しさに力を貸したくなるような。そんなお姫様と騎士のように、心が惹かれ合うお芝居になったらいいなと感じています」と役づくりから期待が高まります。

 

 前作に引き続き今回も脚本・演出をつとめる戸部和久は、「第1作目は、歌舞伎の世界にルパンが飛び込んで、歌舞伎の五右衛門と出会う、男と男のドラマを描いた作品でした。第2作目は、歌舞伎のお姫様とルパン三世に登場するヒロイン像を織り交ぜた、流白浪とヒロインの物語ができないかと考えてます」と今作の構想を掲げました。

 

ルパンを通じて歌舞伎の世界を楽しむ

 本作は歌舞伎の約束事を踏襲する作品であると述べた愛之助。米吉も「歌舞伎名作のパロディのような演出が入ることにより、歌舞伎ファンの方々にも、“この作品のあそこだな”などの発見を楽しんでいただきたい。また、ルパンファンの方には、これをきっかけに、本当の歌舞伎演目に触れていただいたり、作品を超えた双方のファンの交流に繋がれば理想だと思います」と語ります。

 

 老若男女多くのファン層から支持される「ルパン三世」。愛之助は、「原作ファンの方々にも楽しんでいただき、歌舞伎の「流白浪燦星」でありますから、やはり歌舞伎を知っていただきたいと思っております」と語ります。歌舞伎の演出として「本水は使いませんが、今回は宙乗りさせていただきます」と第2作目の歌舞伎ならではのみどころも明かしました。結びに、日本だけでなく世界にも発信する意欲を見せる愛之助。「ルパン、そして歌舞伎の世界を存分に楽しんでいただけるように一丸となって頑張りますので、ぜひ、足をお運びください」と熱い言葉で呼びかけました。

 『流白浪燦星』は、3月5日(木)から27日(金)新橋演舞場4月3日(金)から26日(日)御園座9月2日(水)から26日(土)南座2027年2月6日(土)から26日(金)博多座での公演。チケットの詳細は、それぞれの公演情報をご確認ください。

2026/01/27