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スーパー歌舞伎II『新版 オグリ』が新橋演舞場で開幕
10月6日(日)、新橋演舞場で、スーパー歌舞伎II(セカンド)『新版 オグリ』が初日の幕を開けました。
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赤提灯が灯るなか、場内は一気に『新版 オグリ』の世界に引き込まれます。オグリこと藤原正清後に小栗判官(猿之助・隼人交互出演)と小栗党の六人。照手姫をさらおうと、大乱闘を起こした小栗党に対し、照手の父はオグリを暴れ馬に殺させようと試みます。オグリは本物さながらに動き回る派手な暴れ馬と、大立廻りを見せました。
舞台背景として使われているLEDパネルに深紅の薔薇が映し出され、オグリと照手は薔薇の庭の前で永遠の愛を誓います。その最中、突如地獄に落とされたオグリたちは、閻魔大王と地獄軍との決戦に。ここでは、現代的な音楽に、歌舞伎のツケ打ちや柝の音が加わり、最後には本水を使った派手な演出と、スーパー歌舞伎らしさ満載の大立廻りで、客席は大いに盛り上がりました。閻魔大王が下した罰により餓鬼病となったオグリは、遊行上人(猿之助・隼人交互出演)と出会い…。
今回の公演は、舞台全体がスペクタクルにあふれています。特に目を見張るのは、舞台上に置かれた大きなLEDパネルと鏡。パネルに映し出される映像や、劇場全体を使ったプロジェクションマッピング、そして鏡に客席が映る演出もあり、舞台と客席が一体となる感覚が味わえます。
衣裳には、着物をベースにストリートファッションがとり入れられ、現代的で豪華絢爛。さらに、馬に乗った左右同時の両宙乗りという、新橋演舞場史上初の試みもお楽しみいただけます。最後の歓喜の舞の場面では、「皆で歓喜の光を」との言葉を合図に、満場の客席から多数のスーパーリストバンドが光り、舞台、客席の照明と相まって、劇場内は一気に幻想的な光の渦に包まれました。そこからは出演者とお客様が一体となり、手拍子と歓喜の舞で大変な盛り上がりを見せました。
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このたび、スーパー歌舞伎II(セカンド)として新しく生まれ変わった『新版 オグリ』。猿之助、隼人が演じる二人のオグリにご期待ください。お子様から大人まで、あらゆる世代に楽しんでいただけるみどころ満載の作品です。ぜひ劇場へ足をお運びください。
新橋演舞場スーパー歌舞伎II(セカンド)『新版 オグリ』は、11月25日(月)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。