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4年ぶり、博多座「六月博多座大歌舞伎」船乗り込み

4年ぶり、博多座「六月博多座大歌舞伎」船乗り込み

 

 2023年5月31日(水)、博多座「六月博多座大歌舞伎」の出演者が「船乗り込み」を行いました

 コロナ禍で開催を控えていた船乗り込みが、このたび4年ぶりに復活。博多の初夏の風物詩の復活を歓迎するかのように、梅雨の合間を縫って空に晴れ間が広がりました。総勢14名の俳優たちが乗り込んだ8艘の船がゆったりと博多川を進み、博多の地にその訪れを告げます。川沿いに集まった約3万人の歌舞伎ファンの皆さんが、待ってましたとばかりに送る声援や拍手に、俳優たちも船上からにこやかに手を振って返しました。

4年ぶり、博多座「六月博多座大歌舞伎」船乗り込み

 

 博多座の劇場内で行われた式典では、俳優たちが一人ずつご挨拶。襲名披露公演以来、7年ぶりの博多座出演となる雀右衛門は、船乗り込みへの声援に感謝を述べ、「昼の部『人情噺文七元結』、夜の部『夏祭浪花鑑』で菊之助さんの女房役。精一杯勤めてまいります」と、意気込みを伝えます。鴈治郎は、「船乗り込みに大勢の方がいらっしゃって、待っていてくださったのだなと感じ、私もワクワクしました。公演を皆様に楽しんでいただければと思います」と、朗らかに話しました。

 

 さらに、菊之助、愛之助、彦三郎、梅枝、萬太郎、寿治郎、橘太郎、歌女之丞、橘三郎、亀鶴、片岡亀蔵、萬次郎が、次々に公演への気合を込めてご挨拶し、お客様のご来場を呼びかけました。拍手やかけ声、そしてたくさんの笑顔に包まれた式典の締めくくりには、公演の成功を祈る博多一本締めが賑やかに行われました。

 博多座「六月博多座大歌舞伎」は、6月3日(土)から19日(月)までの公演。チケットは博多座オンラインチケット、電話予約センター、劇場窓口ほかで販売中です。

 

4年ぶり、博多座「六月博多座大歌舞伎」船乗り込み
2023/06/01