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新橋演舞場『平家女護嶋』特別ポスター公開

新橋演舞場『平家女護嶋』特別ポスター公開

 

新橋演舞場『平家女護嶋』特別ポスター公開

 

 

 2024年1月6日(土)開幕の新橋演舞場「初春歌舞伎公演」『平家女護嶋 恩愛麻絲央源平 -SANEMORI PARTII-』の特別ポスターが公開されました。

 昨年十三代目市川團十郎白猿を襲名し、これまで以上に“伝統の継承”と“新時代の歌舞伎の創造”を胸に飛躍を続ける團十郎。1月の新橋演舞場「初春歌舞伎公演」では、古典歌舞伎の名作『平家女護嶋』に新たな解釈や視点を加えた『平家女護嶋 恩愛麻絲央源平 -SANEMORI PARTII-』を上演し、團十郎、市川ぼたん、市川新之助らが出演します。

 

 本作は、上演回数の多い「鬼界ヶ島の場」(『俊寛』)に、『平家女護嶋』という外題のもととなっているものの、なかなか上演されることのない「朱雀御所の場」を加えることで、近松門左衛門が全五段の人形浄瑠璃で描こうとした、平家全盛の世に源氏再興を願った人々の熱い生き様に迫ります。團十郎が俊寛、実盛、常盤御前の3役を演じ、奮闘します。

 

 このたび公開されたのは、團十郎が斎藤実盛と常盤御前の2役に扮装した2枚の特別ポスター。どちらも瞳のなかに強い意志を感じる凛とした姿が印象的で、「いつの世も自らの運命は自ら切り拓く」「いつの世も親が子を想う気持ちは変わらない」という本作の大きなテーマを体現したカットが撮りおろされました。撮影の際には、ぼたんと新之助にそれぞれの指先の形や目線まで丁寧に指導する團十郎の姿が。二人も自分なりに模索する姿を見せ、骨太な古典作品に挑む緊張感と意気込みが感じられました。

 

 團十郎は「いつの時代も親が子を思う気持ちは変わらない、どのような世でも自分の運命(さだめ)は自分で切り拓くという現代にも通じる強いメッセージをもった作品の世界観を、このビジュアルを通して皆様に少しでも感じ取っていただけましたら幸いです。新年の幕開けに、家族の絆という普遍のテーマを描く物語を、ぜひお楽しみいただければと思います」と、述べました。 

 こちらの特別ポスターは、新橋演舞場ほかで掲示されます。ぜひご注目ください。新橋演舞場「初春歌舞伎公演」は2024年1月6日(土)から25日(木)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2023/12/07