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南座「吉例顔見世興行」上演演目発表

南座「吉例顔見世興行」上演演目発表

  南座「當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」製作発表 左より、小林雄次郎南座支配人、山根成之松竹株式会社取締役副社長

 2024年12月1日(日)~22日(日)に開催される、南座「當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」の製作発表が行われました。

 京の街に師走の到来を告げる「吉例顔見世興行」。“顔見世”とは、江戸時代には1年の始まりの興行であったことに由来し、今年の「吉例顔見世興行」では、翌令和7(2025)年の干支にちなんで、“當る巳歳”と冠されています。また、来年は松竹がご当地京都で創業して130年の節目の年にあたることから、来年上演される公演に先駆けて、“松竹創業百三十周年”と銘打たれています。

 

 

 今年も、1年を締めくくる歌舞伎の祭典にふさわしい彩り豊かな演目がそろいました。昼の部は、オペラの名作を題材にした珍しい新作歌舞伎『蝶々夫人』で幕を開け、七五調の名せりふに彩られた『三人吉三巴白浪』、南座では初めての上演となる五変化舞踊『大津絵道成寺』、夫婦の愛が情感豊かに描かれた『ぢいさんばあさん』をご覧いただきます。夜の部は、南座では片岡仁左衛門が13年ぶりに大石内蔵助を勤める『元禄忠臣蔵』「仙石屋敷」、恐ろしくも美しいドラマ性に満ちた清元の舞踊劇『色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)』「かさね」、男伊達の粋と意気地が活写された『曽我綉俠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)』「御所五郎蔵」、旅芸人の哀愁を軽妙な踊りで表す『越後獅子』で打ち出しとなります。

 京の年中行事「當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」は12月1日(日)~22日(日)までの公演。チケットは11月9日(土)から、チケットWeb松竹チケットホン松竹で発売予定です。

2024/09/10