2024年12月3日（火）から開幕する歌舞伎座「十二月大歌舞伎」第一部『あらしのよるに』の特別ビジュアルが公開されました。

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　平成6（1994）年にきむらゆういち作の絵本として刊行された「あらしのよるに」は、狼と山羊の奇跡の友情を描き、子どもから大人まで幅広い世代を魅了し国内外問わず人気を博して、映画、小説、舞台などさまざまな分野で取り上げられました。

　平成27（2015）年に南座で新作歌舞伎として上演した『あらしのよるに』。原作の世界観をそのままに、古典歌舞伎の演出や技法を巧みに用いた舞台は大きな反響を呼びました。その後、歌舞伎座、博多座で再演を重ね、今年は絵本発刊30周年を記念して、9月に南座で上演。そして、このたび8年ぶりとなる歌舞伎座での上演は、新たな趣向が盛り込まれた待望の再演となります。

　ある激しい嵐の夜、暗闇で出会った狼のがぶと山羊のめい。お互いの姿が見えないなか、すっかり意気投合した2匹は明くる日、「あらしのよるに」を合言葉に再会の約束をします。しかし、会ってびっくり。なんと目の前には狼にとって大好物の山羊と、山羊の天敵の狼で…。このたびのビジュアルでは、原作の絵を背景に2匹が仲良く絵本から飛び出た様子を描きました。狼と山羊が奇跡的な友情を育んでいく魅力あふれる物語を12月の歌舞伎座で是非お楽しみください。

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　こちらの特別ビジュアルは、歌舞伎座ほかで掲示されます。ぜひご注目ください。歌舞伎座「十二月大歌舞伎」は12月3日（火）から26日（木）までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。