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「南座 歌舞伎鑑賞教室」に向けて

▲ 左より、桂團治郎、片岡千壽、上村吉太朗
2025年5月15日(木)から南座で始まる「南座 歌舞伎鑑賞教室」に出演の、片岡千壽、上村吉太朗、落語家の桂團治郎が、公演に向けての意気込みを語りました。
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親しみやすい解説とともに、歌舞伎の演目を楽しめることで毎回好評を博している「南座 歌舞伎鑑賞教室」が今年も開催されます。このたびの公演では、解説『歌舞伎のお噺』、『相生獅子』が上演され、千壽と吉太朗が姫を勤めます。
親しみやすい内容を
『相生獅子』は石橋物の一つで、毛振りも大きなみどころです。毛振りに初めて挑む千壽は、「ドキドキしていますが、吉太朗さんに教わりたいと思っています!毛振りや衣裳など、見た目の美しさもご堪能いただけると思います」と述べると、吉太朗も「千壽さんとご一緒だと、安心して舞台に立つことができます。歌舞伎が初めての方でも、舞や長唄の美しさを直感的にお楽しみいただけると思います。歌舞伎の醍醐味を感じていただきたいです」と、続きました。
『歌舞伎のお噺』で解説を勤める桂團治郎は、「お客様と同じ目線にたった解説を心がけ、伝統芸能をエンタテインメントとして身近に感じていただけるよう努めます。舞台袖からお二人を拝見できるのも楽しみです」と、笑顔で語りました。千壽は「落語家さんが解説をなさるというのは心強い限りです。お話のプロですから絶対に面白いものになると思います!」と力説し、吉太朗は「解説ではお客様に舞台へ上がっていただく機会もございます」と、構想を明かしました。
より多くのお客様へ
大阪・関西万博も開催され活気づく関西での公演に、千壽は「日本のお客様はもとより、海外のお客様にも歌舞伎の美しさをご堪能いただける内容だと思います。上方歌舞伎の仲間である吉太朗さんと華麗な舞台にできたら。桂團治郎さんの明朗な語りとともに、歌舞伎の魅力を一人でも多くの方にお届けしたいです」と、意気込みます。吉太朗は、「私の師匠である上村吉弥が紡いできた公演でもありますので、非常に思い入れのある公演です。由緒ある南座へお越しいただき、歌舞伎をお楽しみいただきたいです」と、呼びかけました。
桂團治郎は「私は落語家ではありますが、この公演はさまざまな方に歌舞伎に触れていただく良い機会だと思います。海外のお客様にもお越しいただくということは、歌舞伎の面白さ、楽しさ、素晴らしさをいろいろな方に知っていただけるチャンスです。英語で同時通訳されるイヤホンガイドも導入されるということなので、歌舞伎と落語のコラボレーションにご期待ください」と、アピールしました。
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南座「南座 歌舞伎鑑賞教室」は、5月15日(木)から24日(土)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。