歌舞伎いろは

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歌舞伎座厨房料理長おススメ、本格雑煮の作り方

塩味仕立ての歌舞伎座厨房料理長特製雑煮。 

 
歌舞伎座厨房料理長の紺野満さん

 料理のおいしさを決めるのは「だし」とわかっていても、毎日の料理で大量のかつお節や昆布を使ってしっかりだしをとるのは、厄介なことです。しかも食材や使う用途に合わせて考えるなんて、実際にはなかなか難しいでしょう。

 プロの味が家庭でも簡単に味わえるうれしい「セコムの食」の「無添加のおだしパック」は、薩摩産のかつお節と枯本節、利尻島産の昆布、大分産の椎茸を1袋にブレンドしたもの。沸騰したお湯にパックを入れて4?5分煮出すだけで、誰でも本格味が決まります。

 そこで歌舞伎座厨房の料理長、紺野さんに「無添加のおだしパック」を使ってお正月のお雑煮を作っていただきました。今回初めて使うという紺野さん。「いい香りのだしパックですね。だからだしの旨みを味わえるあっさりとした塩味仕立てのお雑煮にしました」。

 お正月に味わうお雑煮だからこそ、旨みたっぷりのだしが要。「無添加のおだしパック」があれば安心です。具もそれぞれご家庭の味を組み合わせてください。今までとひと味違う、本格味が楽しめることでしょう。

材料(4人分)
鶏むね肉 80?100g、えび 4尾、大根、にんじん 各適宜、小松菜 2株、なると 4枚、柚子の皮 適宜
餅 4個、だし(今回は「無添加のおだしパック」を使用)2パック、酒大さじ2?2.5、塩小さじ1?1と1/2、みりん小さじ1/2 

下ごしらえ
鶏肉は食べやすい大きさに切ってサッと湯通しする。えびは殻をむき、わたを取って腹から開く。
大根とにんじんは皮をむいていちょうに切り、下ゆでする。小松菜は塩を加えた熱湯でさっとゆでて冷水にさらし、適宜に切る。
柚子は松葉に切り、餅は半分に切って焼く。

1.鍋に約800ccのお湯を沸かし、沸騰したら「無添加のおだしパック」2袋を入れて約5分煮出す。
2.パックを少し箸で揺すり、味をよく出しておく。
3.酒大さじ2?2.5、塩小さじ1?1と1/2、みりん小さじ1/2を加える。
4.下ごしらえした鶏肉を入れてサッと煮る。さらにえび、大根、にんじんを加えてひと煮立ちさせる。
器に鍋の具を盛り、小松菜も盛り合わせる。汁を注ぎ入れ、柚子を飾る。好みでもみ海苔をかけていただく。
 

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