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【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。
赤い絨毯(じゅうたん)に緋毛氈(ひもうせん)、提灯(ちょうちん)や暖簾(のれん)などで彩られ、独特の賑やかな雰囲気の歌舞伎座の売店。1階から3階まで各階に売店がありますが、皆さんのご贔屓(ひいき)はどこでしょう。今回おじゃましたのは、歌舞伎座の玄関を入って左方向、西側の一番広い売店コーナー。おいしいものが数多(あまた)あるなか、幕間に食べるのに適したおやつを中心に取材してきました。 さて、売店を訪れた時、心がひかれるのが「特製」「限定」の文字。ということで、まずは「歌舞伎座特製 モナカアイス」のお話です。歌舞伎座の売店コーナーを運営している歌舞伎座事業株式会社の渡辺桂太郎さんにお話を伺いました。 「この小倉アイスは自社開発したものです。こだわりは中のあずきの粒で、北海道の大納言を使用。さっぱりとした小倉アイスの味に調和するよう、モナカの皮も吟味して選びました。サクサクッとした食感を味わっていただきたいです」 そして、一見、歌舞伎座以外でも売っているように見えますが、実は材料もパッケージも歌舞伎座限定なのがおせんべいの「歌舞伎揚」。材料は一般小売の「歌舞伎揚」とは米粉の配分が異なり、1枚売り・箱入りともパッケージが歌舞伎座限定となっています。製造は「歌舞伎揚」の登録商標を所有している株式会社天乃屋さん。そもそも歌舞伎揚のせんべい生地には、「三升(みます)」、「丸に二引(まるににひき)」の役者紋を基にしたデザインが入っていますが、現在ではソフトに焼き上げるため生地に入ったデザインは見えにくくなっている、とのこと。歌舞伎座では丸いほうのおせんべいが売られています。 今回、千穐楽の昼の部『じいさん ばあさん』上演中にも取材に伺ったのですが、嬉しい試食がご用意してある「歌舞伎くるみ」と菓匠・花見さんが出店販売している「歌舞伎座モナカ」はすでに売り切れ。売店の皆さんのお話では「千穐楽は売り切れ続出」ということなので、お目当てのおやつに出会えない場合はご容赦ください。 ※3月、4月の歌舞伎座は三部制となります。売店利用だけのご入場は、2月千穐楽で終了いたしました。ご了承ください。
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歌舞伎愛好家、エッセイストとしてもお馴染みの元NHKアナウンサー山川静夫さんに、青春の思い出と歌舞伎座の「食」にまつわるお話を伺いました。
今回は歌舞伎座の中の売店におじゃまして、お馴染みのおやつにまつわる、さまざまなお話を伺いました。今度歌舞伎座で観劇する時に役にたつ情報もお伝えいたします。
歌舞伎座の「食」をめぐるシリーズの4回目となる今月は、歌舞伎、そして観劇に切っても切れない"縁(えん)"のあるそばのお話です。
おしゃれをして早朝から出かける一日がかりの芝居見物は、大名から庶民までが楽しむ究極の娯楽。幕間時間もたっぷりあったので、その間に味わう食事の楽しみは格別だったようです。
さよなら公演で賑わう歌舞伎座。その厨房にお邪魔し、どのように料理を作り、最も良いタイミングで提供しているか、などを取材しました。
長い歌舞伎座の歴史の中で見れば、ほんの一時期の風景ではありますが、歌舞伎座の「食」どころにまつわる思い出を少しだけ、たどってみることにいたします。