歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



受け取る人が一番ほしいものを贈るのが「お歳暮」成功の秘訣!

 元々が、新年の供物を贈る習慣がルーツのお歳暮。贈る時期は、正月祝いの準備が始まる頃の12月初旬(関西地方では12月13日)から、12月31日までとされています。とはいえ、暮れの慌ただしい時期を避けて、12月20日頃までに先方に届くのがベストでしょう。

 もし年末に贈るタイミングをのがしたら、関東地方では1月7日(松の内)までに、関西地方では15日までに表書きを「御年賀」として届けます。さらにうっかり遅れてしまったら、松の内がすぎてから立春(2月4日頃)の間までに「寒中お伺い」や「寒中御見舞い」として贈ります。

 では品選びのコツは、といえば、なんと言っても受け取る人のことを考えて。相手の負担にならない程度の金額で、しかもその品物がほっと心を癒したり、はっと驚いたり、食卓の話題に上ったり、暮らしに小さな幸せを運ぶエッセンスになればステキです。


歌舞伎「食」のおはなし

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