「あなたのお米は絶対においしいから」。

　農業高校教師として授業や実習で生徒と共に様々な農法を研究しながら、週末は自身の田んぼに立つ日々を送っていた宇野さん。妻の言葉に背中を押され、米づくりへの情熱を一心に稲に注ぐ専業農家へと転身しました。

　教師時代の経験から宇野さんが選んだのは、乳酸菌や納豆菌など無数の有用菌の宝庫である稲藁や、有機質の米ぬかを田んぼに鋤き込む農法。田んぼから穫れるものだけで土作りをする宇野さんの米作りは、動物性の堆肥などは一切使われません。

　無農薬で、大地から得たものだけを大地に返す、生態系に優しい農法で育んだ稲は、秋、手鎌を使って刈り取られます。今年からは、天日干しを始めました。農業をこよなく愛する宇野さんが手塩にかけ収穫したコシヒカリ。とびきりぴかぴかの美味しさで、食卓にお届けします。