歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



1等席で、華やかな舞台を堪能
話題の公演を見ようと多くの人が詰めかけた新橋演舞場。晴天に恵まれ、心地よい観劇日和となりました。
左:参加者のみなさまにお渡しする切符をシャッフルする松下さん。
右:切符(ペアチケット)を1組ごとに順番にお渡ししていきます。
 
松下かほるさん プロフィール
青山学院大学卒業。在学中から歌舞伎に傾倒し、国劇部に在籍。大学卒業後はフジテレビ、ニッポン放送アナウンサーを経てフリーに。アナウンサー時代のメインは舞台中継。後にアナウンサー室から舞台中継専門の演劇課へ配転。1982年からイヤホンガイドの解説員として活躍。 2月の「歌舞伎座さよなら公演」では、『ぢいさんばあさん』の解説を担当。
 

 特別講座の後は、いよいよお待ちかねの観劇です。みなさまにお渡しする切符は、不公平がないように松下さんにシャッフルしていただきました。松下さんも緊張なさったようで、「恨まれちゃったりしてね(笑)」とぼそり。切符を受け取られたみなさまはワクワクしたご様子でお席の番号を確認されていました。

 夕方4時に開演した『伊達の十役』は、口上からはじまりました。松下さんの解説をうかがっていたので、口上の言葉はもちろん、衣裳やかつらも大変興味深く拝見できました。
 参加者のみなさまも、見事な早替りにはっとされたり、悠然とした宙乗りを身を乗り出してご覧になったりと、大変楽しまれたご様子でした。また、幕間には特製のお弁当もそろってお召し上がりいただき、こちらもおいしいと大変よろこんでいただきました。夜9時半まで、たっぷり歌舞伎を堪能。ご満足いただけたようです。
 当日お出かけいただきましたみなさま、ありがとうございました。

・とても楽しいひと時を過ごす事が出来ました。これぞ日本のエンターテイメントという舞台でした。歌舞伎を初めて観る人にも劇場に通い慣れている人にもそれぞれの楽しみ方の出来る演目を選んでいただけた事を感謝します。 次の企画を楽しみにしております。

・ 今回のイベントのイヤホンガイドの方の解説は、私も大抵はイヤホンガイドを借りていますので、大変興味深いお話が聞けて満足でした。

・一緒に行った方が歌舞伎をみるのが初めてなので、「解かるかな...居眠りしたら恥ずかしい」などといっていましたが、伊達藩士のお家騒動の解説をして頂いたので解かりやすかったそうです。イヤホンガイドの方からの前解説があったので、居眠り所ではなく、観ていても楽しかったと言ってくれました。お席も前の方でしたので、役者の方々の意気を感じる事が出来ました。新年そうそう良い観劇を楽しませて頂きました。
 
 

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