歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



花道そばのお席から、迫力の歌舞伎観劇
右:『大向うの人々 歌舞伎座三階人情ばなし』(2009 講談社)。この本は、先ごろ第26回講談社エッセイ賞を受賞されました。

 特別講座でさまざまなエピソードをお話しいただいた山川さんから、参加者の皆様にサプライズのプレゼントがありました。山川さんは、昨年『大向うの人々 歌舞伎座三階人情ばなし』という本を上梓されましたが、そのサイン本を10名様にお贈りくださるというのです。そこで、皆様にお渡しする切符の席番号に当選を設け抽選とさせていただきました。

 切符の配布は、不公平がないように山川さんにシャッフルしていただき、皆様にお渡ししていきました。そして配布後に、サイン本の当選者を発表! 運良く当たられた方には山川さんから直接、本を手渡していただきました。思いがけないプレゼントに、みなさん顔をほころばせていらっしゃいました。

 お待ちかねの歌舞伎公演は、夕方4時45分の開演。お席は1階の花道脇のエリアで、花道のすぐ隣という幸運な方もいらっしゃいました。チャリンという揚幕が開く音が間近に聞こえ、上手からパッとライトが照らされると、まばゆい光の中、すぐそばに俳優さんが現れます。参加者の皆様は、目を輝かせながら迫力ある演技をご覧になっていました。また、幕間にはご用意させていただいた特製のお弁当もお召し上がりいただきました。
 当日お出かけいただきました皆様、ありがとうございました。

 
山川静夫さん プロフィール
1933年静岡県生まれ。国学院大学文学部を卒業後、NHKにアナウンサーとして入局。「NHK紅白歌合戦」や「ひるのプレゼント」など、数々の看板番組の名司会者として活躍。邦楽番組も多く担当した。大学時代から歌舞伎に傾倒し、歌舞伎愛好家としても知られる。『大向うの人々 歌舞伎座三階人情ばなし』(講談社 第26回講談社エッセイ賞受賞)、『歌舞伎の愉しみ方』(岩波新書)、『山川静夫の歌舞伎十八選』(講談社)など歌舞伎に関する著書多数。
 
山川さんから参加者の皆様へ、サイン本のプレゼント。10名の方に贈られました。
 
切符(ペアチケット)を参加者の皆様にお配りしていきます。
お弁当もご用意させていただき、幕間などにお召し上がりいただきました。
 
お友達同士や、ご夫婦や親子でご参加いただきました。

・母とふたりで堪能しました!ひさしぶりの新橋演舞場、そしてあの歌舞伎通の山川静夫さんのお話が聞けて、大好きな吉右衛門さんの舞台が観ることができるということで、とても楽しみにしておりましたが、期待通りにとても楽しい時を過ごさせてもらえました。

・本格的に歌舞伎を観始めてまだ一年の初心者ですので、山川静夫さんの解説をとても楽しみにしていました。さすが元アナウンサーの方だけあって、ユーモアをまじえ飽きさせることのないお話でした。学生時代に歌舞伎にはまったこと、大向こうからの掛け声、役者さんの声真似とても面白く聞かせていただきました。お弁当も豪華で、とてもおいしくいただきましたし、同行のお友達にも楽しんでいただき、お誘いした甲斐がありました。

・50歳にして、記念すべき初めての歌舞伎鑑賞でした。また、念願の『大人の休日倶楽部』にも入りました。山川静夫さんのお話も楽しかったです。また、お声もさすがに素敵でした。
とても良いお席で観劇できました。今度は3階席でも見てみたいです。

・山川さんのお話にお弁当も付いての観劇…楽しませて頂きました。山川さんのお話は、想像以上に面白く…また、歌舞伎への造詣もこれまた想像以上に深く、勉強になりました。もっともっといろいろとお聞きしてみたいです。また、今日の座席はなかなか自分ではチョイスしない場所。いつもと違った楽しみ方が出来て良かったです。こうした企画を今後も期待します。

 

歌舞伎と旅

バックナンバー