歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



文/田村民子、写真/トニータニウチ、構成/栗原純子(編集部)、協力/東京鴨治床山株式会社
 『モノからひもとく 想い出あれこれ』は、歌舞伎を支えるさまざまな仕事に携わる人にスポットを当て、古い写真や愛用の道具などを手がかりに、少し昔の歌舞伎についてお話をうかがいます。

 今回は立役を専門とされる床山の市川歳三さんです。市川さんは昭和7年生まれの大ベテランで、現在は息子さんとともに高麗屋さん、播磨屋さんを担当されています。茶目っ気のある魅力的なお人柄で「市川さんから古い時代のお話をうかがうと、きっと面白いよ」という声を受けてお願いにあがりました。
 人形町にあるお仕事場を訪れると、粋なお着物姿の市川さんが柔和な笑顔で出迎えてくださいました。
  • 想い出写真:29歳、「大序」緊張の1枚
  • 愛用の逸品:呼吸する道具・ツケ板、ツケ
  • 大切な1冊:通勤電車で読んだ『剣客商売』

ちょっと昔の歌舞伎 モノからひもとく想い出あれこれ

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