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深緑の葉に、うつむき加減に咲く白い花。あまり目にする機会はありませんが、実はお茶の花です。 これは、同名の狂言を題材にした舞踊『茶壺』に登場する扇。都に茶を仕入れにでかけた田舎者の麻胡六が使用し、さまざまな表現に用います。 扇の裏面には、金地に茶道具の棗(なつめ)と茶杓がすっきりとモダンに描かれています。
演目:茶壺 タイプ:舞扇 memo:『茶壺』で用いる扇は、ほかに熊鷹太郎が用いる銀地に鍵(裏面は金地に釘抜き)、目代某の宝生雲舞扇など。