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歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」の賑わい
2026年5月3日(日・祝)、歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」の初日が幕を開けました。
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▲ 『南総里見八犬伝』左より、尾上右近、坂東巳之助
昼の部は『南総里見八犬伝』から。犬塚信乃(尾上右近)は、父の遺言に従い、行方が分からなくなっていた足利家の重宝・村雨丸を足利成氏のもとに持参しますが…。敵と勘違いされた信乃は、打ちかかる大勢の捕手を退けると、
▲ 『六歌仙容彩』左より、八代目尾上菊五郎、中村時蔵
続いては『六歌仙容彩』。幕開きの「遍照」は、かつては公家で今は出家の身である僧正遍照(八代目菊五郎)が、その年齢や身分にもかかわらず小野小町(時蔵)に恋心を抱く様子がおかしみを誘います。続く「文屋」では、色好みの公家として登場する文屋康秀(八代目菊五郎)が江戸の遊里や下町情緒の風情を踊り洒落た雰囲気に。気品と色気ある優美な踊りでみせる「業平」では、平安時代を代表する美男美女の在原業平(八代目菊五郎)と小町の姿が観客の目を引きます。そして名僧として知られる喜撰法師(八代目菊五郎)が桜満開のなか浮かれ気分で足取り軽やかに登場する「喜撰」。茶汲女のお梶(雀右衛門)が通りかかると、喜撰はその美しさに見とれ…。最後の「黒主」では、小町の才能を妬む大伴黒主(八代目菊五郎)が小町の傍らに現れると…。雰囲気の異なる五人の歌人を一人の俳優が華麗に踊り分ける洒脱な舞踊に、酔いしれるひとときとなりました。
▲ 『寿曽我対面』左より、尾上辰之助、八代目尾上菊五郎
▲ 『寿曽我対面』左より、中村萬壽、市川團十郎、尾上松緑、尾上辰之助、八代目尾上菊五郎、中村雀右衛門、七代目尾上菊五郎
昼の部最後の演目は、尾上左近改め三代目尾上辰之助襲名披露狂言『寿曽我対面』です。祖父・初世辰之助(三世松緑追贈)、父・松緑も辰之助襲名披露狂言として勤めた所縁の曽我五郎を三代目辰之助が勤め、曽我十郎に八代目菊五郎、工藤祐経に七代目菊五郎、傾城大磯の虎に雀右衛門、小林妹舞鶴に萬壽、鬼王新左衛門に團十郎、そして後見に松緑と、「團菊祭」ならではの豪華顔合わせで襲名を寿ぎます。七代目菊五郎の発声で、萬壽、雀右衛門、八代目菊五郎、
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▲ 『鬼一法眼三略巻』尾上辰之助
▲ 『鬼一法眼三略巻』左より、尾上辰之助、尾上松緑
夜の部の幕開きは、尾上左近改め三代目尾上辰之助襲名披露狂言『鬼一法眼三略巻』より「菊畑」です。吉岡鬼一法眼(彦三郎)は、もとは源氏方の兵法学者で、今は平家方として仕えています。一方、この館に仕える奴智恵内(松緑)と奴虎蔵(左近改め三代目辰之助)の二人は源氏の再興を狙っている生き別れた鬼一の弟・鬼三太とその主・源牛若丸で…。舞台中に咲き誇る菊の圧巻の美しさや各役の絢爛な衣裳など、その世界観に観客も引き込まれます。そして辰之助襲名披露の劇中口上では、父・松緑と、彦三郎、亀蔵、時蔵とともに、辰之助が皆様にご挨拶を述べました。
▲ 『助六由縁江戸桜』左より、市川團十郎、八代目尾上菊五郎
夜の部の切は、歌舞伎十八番の内『助六由縁江戸桜』。
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歌舞伎座地下2階・木挽町広場では全国の「御菓子・
歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」は、27日(水)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。
