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大塚国際美術館「システィーナ歌舞伎」製作発表

大塚国際美術館「システィーナ歌舞伎」製作発表

 徳島県の大塚国際美術館で、9月5日(土)6日(日)の2日間開催される「システィーナ歌舞伎」の製作発表が行われ、この公演の為に書き下ろされた『切支丹寺異聞 伽羅紗(ガラシャ)』への意気込みを主演の上村吉弥と坂東薪車が語りました。

上村吉弥
「初めて伺った時、ここで歌舞伎ができるのか、と思いました。何もかもが初体験。今緊張と嬉しさと心配を感じています。ガラシャは私にとって魅力的な人物。一つのことをまっすぐに通す女性ですね。稽古に入るのが楽しみです。」

坂東薪車
「きれいでいい美術館だときいていたのでいかせていただけてしかもお芝居をさせていただけてたいへん嬉しい。和と洋のどんな科学反応が起こるのか、歴史的な責任を感じます。歌舞伎に触れていただくいい機会です。」

 大塚美術館は1998年に世界で唯一の陶板で名画を再現した美術館。20000色の色彩と特殊技術で名画を陶板で再現し、昨年は23万人の入場者を記録しています。

 『切支丹寺異聞 伽藍紗』の脚本、演出を勤める水口一夫は「最初うかがった時、礼拝堂が色あざやかで圧倒された。当初は別の演目も考えていたがこの場所で上演する意義を考え、梅若六郎さんの新作能「伽藍紗」のイメージを頂き、新たに新作として作り直そうと考えました。新しい感性を呼び起こして、魅力的な作品にしたい。」と語りました。

大塚国際美術館ホームページはこちらをご覧ください。
システィーナ歌舞伎公演情報はこちらをご覧ください。

2009/08/22