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『ヤマトタケル』大阪公演に向けて

 1986年に市川猿之助の手によって初演された“スーパー歌舞伎”の原点『ヤマトタケル』。大阪松竹座では1998年に市川猿之助主演で、2005年には市川右近と市川段治郎のダブルキャストで上演され、いずれも大好評を博しました。今回は3月新橋演舞場、4月博多座を経て、3年ぶり3度目の大阪公演となります。引き続き6月には中日劇場での公演と、4ヶ月4大都市での超ロングラン公演です。

 その大阪松竹座5月公演『ヤマトタケル』の初日を前日に控えた5月3日、通し稽古が行なわれました。今回も3年前と同じく、ヤマトタケルとタケヒコを右近と段治郎がダブルキャストで勤めるのも話題で、この日は段治郎バージョンの上演となりました。

 終演後には、市川右近、市川段治郎、市川笑也、市川猿弥、市川笑三郎、市川春猿が出席しての囲み取材が行なわれ、大阪公演に向けての意気込みを語りました。この日の稽古で宙乗りを華麗に決めた段治郎が「お客様の声援や拍手が何よりのリフレッシュ」と語れば、右近は「私と段治郎くんとはタイプの違うタケルですので、2度以上観て下さい」と公演をアピールしました。
 また、ロングラン公演を乗り切る秘訣を聞かれた一同は、食べ物やお笑いなどをそれぞれが挙げ、大阪ならではの話題で盛り上がった会見となりました。

 大阪松竹座5月公演『ヤマトタケル』は、27日(火)千穐楽でございます。ご来場お待ち致しております。

『ヤマトタケル』大阪公演に向けて

2008/05/08