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海老蔵、獅童が語る「秋の特別公演 古典への誘い」

 

 

 10月1日(土)から全国8カ所で27公演が行われる「秋の特別公演 古典への誘い(いざない)」に向け、出演の市川海老蔵、中村獅童が意気込みを語りました。

海老蔵の弁慶に獅童初役の富樫

 歌舞伎十八番『勧進帳』の弁慶を海老蔵が全国各地の巡業公演で勤めるのは、初めてとなります。「緊張感のある公演。地方の多くの方にご高覧いただきたい。獅童さんが富樫というのもうれしく、ありがたい」と海老蔵が言うと、獅童も、「富樫という大役を初役で勤めさせていただきます。海老蔵さんとの共演を楽しみにしております」と、日頃も共演が多いなか、特別な思いをもって公演に臨むことを明かしました。

 

 海老蔵と獅童は昨年、「六本木歌舞伎」でも共演。「昨年は新作でしたが、今度は古典のなかの古典での共演。歌舞伎をご覧になる方なら誰もが知っているものですから、新たな気持ちで、全身全霊で勤めたい。歌舞伎を見たことのない方でもストーリーがわかりやすいですから、多くの方に見ていただきたいですね」と語った獅童。「お客様も物語に入っていきやすい演目。多くの人に見ていただける全国公演という機会に感謝です」と、海老蔵も続けました。

 

 さらに、「能と歌舞伎を見比べられるのは現代人の特権。また、能は式楽ですから信長や秀吉、家康といった人たちしか見られない高貴なものでしたけど、今では誰もが見られて、そのあとからできた歌舞伎も見られる、しかも数百年磨き上げられたものが見られる。贅沢な楽しみができるので、各々の方が、各々の楽しみ方をしてくださればと思います」と、海老蔵。

 

安宅の関で上演する『勧進帳』

 今回、『勧進帳』の舞台となっている安宅の関、石川県小松市での公演もあります。海老蔵は、「父(十二世團十郎)はよくうかがっておりましたが、私もようやく小松で歌舞伎ができる、ありがたいことで“楽しみ”、これに尽きます」と笑顔を見せ、獅童も「演目にゆかりのある場所で初役をさせていただく、やはり楽しみです。現地の方々の反応も楽しみです」と、二人ともに『勧進帳』『安宅』の物語の地で弁慶、富樫を勤めることの意味をかみしめるように話しました。

 

 「秋の特別公演 古典への誘い」は、10月1日(土)より、鳥取、岡山、広島、熊本、石川、大阪、北海道、東京で全27公演を予定。チケットの販売については、公演日程詳細にあるチケットお問い合わせ先をご覧ください。チケットWeb松竹チケットWeb松竹スマートフォンサイトにて、お取扱いのある公演もあります。

2016/06/02