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愛之助 大阪松竹座『花の武将 前田慶次』への意気込みを語る
7月上旬大阪市内のホテルで、9月大阪松竹座『花の武将(ひと) 前田慶次』の製作発表懇親会が行なわれ、主演の片岡愛之助、佐藤江梨子、角田信朗、そして賀来千香子ら出演者と、脚本の横内謙介、演出の河毛俊作、岡村俊一が出席し、公演への意気込みを語りました。
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片岡愛之助 (戦国一の"傾奇者"前田慶次役)
大阪松竹座では『蟬しぐれ』以来の主演を、そして、また河毛先生とご一緒させて頂ける、非常に嬉しく、光栄です。横内さん、岡村さんとは初めてですが、とても楽しみ。スピーディな展開、かつたっぷりとした場面も作って頂ければ嬉しいです。
前田慶次は武将として、男として、生き方に憧れますよね。皆様の慶次像を汚さないように、それを超えていきたいと思います。初めての共演者の方も多く、なかなか無い顔合わせなので、絶対に面白い。期待して下さい。
佐藤江梨子 (芸人一座の娘・伽耶姫役)
横内先生、河毛先生とは以前に舞台でご一緒させて頂いたことがあって、ずいぶんご迷惑をかけてしまいました。今回は初挑戦となる日舞や殺陣もありますが、成長した姿を見せたいです。
慶次は、仁義を通す、親分肌のところが素敵。台本を読んで泣いてしまいました。初共演の方がたくさんいらっしゃるので、足を引っ張らないように頑張ります。もともと関西出身なので、友人や知り合いはもちろん、若い人にもたくさん観に来て頂きたいです。
賀来千香子 (前田利家の正室・まつ役)
隆慶一郎さんの原作が素晴らしくて、少女のようで、慶次にまっすぐで、それでいて夫の利家を尊重する、そういった"まつ"の表現の仕方に非常に共感できました。自分なりのまつを素敵に創っていければ。
実は、先日愛之助さんの舞台をこっそりと拝見したのですが、本当に素晴らしくて目がハートになってしまいました。このようなすごい方と共演出来て光栄です。松竹座は初めてということもあり、とても楽しみにしています。
角田信朗 (慶次の戦友・山上道及役)
初舞台が一番好きな武将で、ゆかりのある前田慶次の作品ということで、武者震いをしつつも、リングにあがる以上の緊張感を持っています。長年の選手生活で脳にかなりダメージがあるので、セリフが抜けおちないか心配ですが(笑)、心をこめて演じたいと思います。前田慶次も天国で舞台を楽しみにしているのではないでしょうか。
横内謙介 (脚本)
前田慶次という人は、男オトコした只のアウトローではなく、教養人でもあったそうです。主演を愛之助さんがされる訳ですから、歌舞伎俳優が演じる意味のある慶次を、強いだけではない、一本筋の通った、品格のある慶次を期待しています。そうした筋の通った男達が命をかけて闘いあう物語にしたいと思っています。
河毛俊作 (演出)
時代劇ファンなので、隆慶一郎さんの本もほとんど読んでいましたし、『蟬しぐれ』(平成19年9月大阪松竹座)以来、また愛之助さんと一緒に仕事が出来るとあって、このお話を頂いてとても嬉しい。魅力的なキャストと、横内さんの素晴らしい脚本と僕らの演出で、全く新しい要素を持ったお芝居を見せられれば。
岡村俊一 (演出)
"時代劇"と云うとすでにイメージがあるかも知れませんが、個人的にあまりゆっくりしたテンポが好きではないので、とにかくスピーディで、かつ濃い内容のお芝居に出来ればと思います。素晴らしい出演者と、そして20年来のチームでもある、横内さんと河毛さんに見守って頂きながら仕事ができる状況がとても嬉しいです。
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最高のスタッフとキャストによる、この秋話題の注目作。
大阪松竹座9月公演『花の武将 前田慶次』。どうぞご期待ください!