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愛之助、中車が映画『七つの会議』初日舞台挨拶に登場

愛之助、中車が映画『七つの会議』初日舞台挨拶に登場

 『七つの会議』左より、福澤克雄(監督)、朝倉あき、及川光博、野村萬斎、市川中車(香川照之)、片岡愛之助、吉田 羊、北大路欣也

 2月1日(金)より全国ロードショーの映画『七つの会議』に片岡愛之助と香川照之として市川中車が出演、東京 TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた初日舞台挨拶にそろって登場しました。

 池井戸潤の小説『七つの会議』を原作とし、TVドラマ『半沢直樹』(2013)ほか、池井戸作品を数多く映像化してきた福澤克雄監督が、メガホンをとった本作。物語は都内の中堅メーカー、東京建電を舞台に繰り広げられます。

 

 東京建電の花の営業一課をリードする営業一課長、坂戸(愛之助)は、社内の権力者である営業部長、北川(中車)にも目をかけられている存在。しかし、ぐうたら社員の八角(野村萬斎)にパワハラで訴えられ、異動させられてしまいます。社内の一つのパワハラ騒動は、やがて社会全体を揺るがすことになっていきます。池井戸作品らしく、日本の企業に潜む問題を鮮烈にあぶり出しながら、痛快なストーリー展開をとおして、働くうえで本当に大切なことは何かを、観る人に問いかける一本となっています。

 

 初日舞台挨拶に登場したのは、福澤監督と7名の出演者たち。この映画が男性にしか伝わらないのではないか不安だったという監督は、場内を見渡し、「女性が多いことがとてもうれしい。わかりやすくつくったつもりなのですが、面白かったでしょうか」と問いかけると、客席が大きな拍手で応えました。

 

愛之助、中車が映画『七つの会議』初日舞台挨拶に登場

 作品では、男どうし面と向かっての激しい言葉の応酬による対決シーンが多く描かれています。萬斎を怒り続ける役どころの愛之助は、「普段そんなに怒ることはないので、怒り疲れた感じですね。机をバンバンたたいたので、とにかく手が痛かった。全力で怒らせていただきました」と撮影を振り返りました。また、監督の要求に応えて、さまざまな怒り方をしているうちに、『半沢直樹』で演じた「黒崎になっている」と突っ込まれてしまったという愛之助のひと言からは、福澤組の絆の強さまで伝わってきました。

 

愛之助、中車が映画『七つの会議』初日舞台挨拶に登場

 特徴的なシーンの一つである、営業会議の場面は、本格的な撮影が始まって2日目だったそうで、中車は「萬斎さんはただ寝ているだけのシーン。僕がエンジンを回さないとしょうがない」と決意し、部下をまくしたてるせりふをいかに「速く言うか、熱く言うか」に注力したと明かしました。部下役の及川光博は、そのシーンで覚えてきたせりふをつぶされたと冗談めかして言うと、「(相手の)せりふは、半分以上つぶさなきゃいけない」とテンポよく返す中車。「本当に、エンジンをかけていただきました。一気に世界観を把握できました」と及川も返し、丁々発止のワンシーンからも出演者どうしの絆が垣間見えました。

 

 「この映画を撮っている最中、皆、アドレナリンが出まくりで楽しんでいた」と語ったのは主演の萬斎です。「働くことの正義とは何かということを、観終わった今、皆様が、すごく実感されているのではないでしょうか」と観客に呼びかけました。「ストーリーを全部知っていても、観たときは、非常に息をのんで、自分も緊張した」という愛之助は、「一人でも多くの方に観ていただきたい」と思いを込めました。中車も、「今の時期、もし一本観るなら、この映画を観てくださいと、自信をもって言える作品」と断言しました。

 

 愛之助、中車、二人の迫力ある演技から片時も目が離せません。ぜひ劇場の大きなスクリーンで、たっぷりとご堪能ください。

 

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映画『七つの会議』

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原作:池井戸潤「七つの会議」(集英社文庫)

監督:福澤克雄

脚本:丑尾健太郎 李正美

音楽:服部隆之

 

出演:野村萬斎

香川照之 及川光博 片岡愛之助
音尾琢真 藤森慎吾 朝倉あき 岡田浩暉 木下ほうか 吉田 羊
土屋太鳳 小泉孝太郎 溝端淳平 春風亭昇太 立川談春 勝村政信
世良公則 鹿賀丈史 橋爪 功 北大路欣也

 

 

公開

2019年2月1日(金)全国ロードショー

 

上映館

公式サイトでご確認ください。

 

上映時間

1時間59分

 

配給

東宝

 

 

『七つの会議』公式サイト

(C)2019映画「七つの会議」製作委員会

2019/02/02