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中車、團子が語る「歌舞伎町大歌舞伎」

中車、團子が語る「歌舞伎町大歌舞伎」

 

 2026年5月3日(日・祝)から始まるTHEATER MILANO-Za「歌舞伎町大歌舞伎」に出演する市川中車、市川團子が、公演について語りました。

 令和5(2023)年に東急歌舞伎町タワー6階に開場したTHEATER MILANO-Za。翌年令和6(2024)年5月に開業1周年を記念し「歌舞伎町大歌舞伎」が上演され、今回で2度目の公演となります。今回の演目は、昭和56(1981)年に二世市川猿翁(当時三代目市川猿之助)が歌舞伎座で復活上演させた「獨道中五十三驛」。澤瀉屋の中でも人気の復活狂言が今回は豪華声優陣が演じる「こえかぶ」とともに新たなコラボレーションで上演されます。

 

澤瀉屋ここにあり

 「父(二世猿翁)が1980年代に復活させた作品の一つ、『獨道中五十三驛』を私と息子の團子で演じられること、本当にありがたく光栄に思っております」と澤瀉屋所縁の演目を親子で共演できる喜びを中車が語ります。「父のスピリットを一人でも多くの方にお見せできるように、頑張って今から研鑽を積んでいきたい」と、意気込みを見せました。

 

 初の化け猫役については、「〈化け〉なので、不気味でなくてはならない。映像の父の猫の怪の役は、本当に不気味。それは父が何十年と積み上げてきたものの結果であり、私は初役として挑戦していく。それ自体はとても難しいことです」と、役どころの難しさを語ります。「父の猫の怪のもう一つのポイントは「チャーミングさ」だったと思う。その可愛さと不気味さの怖さ、人間として怖さを揺れ動かすところが、役の面白みである」と役の本質に迫ります。「本当に一所懸命勤めて、”澤瀉屋ここにあり”ということをこの5月の新宿に打ち込んでいきたい」と、熱意を込めて語りました。

 

初の13役早替り舞踊

 早替り舞踊が初挑戦となる團子は、「この舞踊はさまざまな踊りのパロディ。本来は全部元の作品を演じたうえで挑むべきですので、今回は身に余る大役です。元となる作品の本質を自分のなかに入れて、早替りのメリハリをつけたい。まずは元の作品をしっかり押さえるところからお稽古したい」と、真摯な姿勢を見せます。『ヤマトタケル』などでの早替りの経験を振り返り、「早替りはとにかく裏の方に本当に支えていただいている。いつもたくさん支えてくださる澤瀉屋・裏方の皆様としっかり息を合わせて、とにかく早く出てこられるように勤めたい」と意気込みました。

 

役と声の早替り

 「こえかぶ」は古典歌舞伎を現代語で読み上げる松竹オリジナル朗読劇。今回の公演では、ベテランから若手まで実力派ぞろいの豪華声優が日替わりで朗読を行います。コラボレーション公演について中車は、「今回は一人の声優さんが義太夫の語りのように、老若男女を声で渡り歩くことになる。そういう意味では声の早替りも趣向の一つになるのではないだろうか。声優さんのハードルが上がると思うが、『獨道中五十三驛』の魅力とリンクするのが、今回のみどころだと思う」と語ります。團子も、「初心者の方にもわかりやすく、『こえかぶ』で伝える構成は画期的。より魅力的な公演になると思う」と「こえかぶ」の魅力に期待を寄せました。

 

中車、團子が語る「歌舞伎町大歌舞伎」

  左より、山根成之松竹株式会社取締役副社長、市川團子、市川中車、嶋田創株式会社東急文化村代表取締役社長

 THEATER MILANO-Za「歌舞伎町大歌舞伎」は、5月3日(日・祝)から26日(火)までの公演。チケットの詳細は、公演情報でご確認ください。

 

※「澤瀉屋」の「瀉」のつくりは、正しくは“わかんむり”です

2026/02/25