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『鯉つかみ』お練りに愛之助、松也、壱太郎が登場

『鯉つかみ』お練りに愛之助、松也、壱太郎が登場

 

 

 3月3日(日)、博多座「三月花形歌舞伎」出演の片岡愛之助、尾上松也、中村壱太郎が、JR博多駅でお練りを行いました。

『鯉つかみ』お練りに愛之助、松也、壱太郎が登場

 これまで、博多座近くの商店街や、太宰府天満宮など、さまざまな場所で行われてきたお練りですが、今回の会場はJR博多駅。休日の昼下がりとあって、多くの人々が行き交うJR博多駅構内に、愛之助、松也、壱太郎の三人が登場すると、その姿をひと目見ようと、瞬く間に大勢の人々が詰めかけ、周囲は押すな押すなの大賑わいとなりました。

 

 人だかりの中、三人は笑顔で手を振りながら歩みを進め、JR博多駅前広場へ移動。その日に開催されていた「ドォーモ春待ちグルメフェスタ」のステージ上で、お集まりの皆さんに挨拶しました。

 

 
『鯉つかみ』お練りに愛之助、松也、壱太郎が登場

 愛之助は「雨も上がり、うれしいです」と笑顔で切り出し、これから博多座で初日を迎える『鯉つかみ』について、通し狂言、10役早替り、宙乗り、本水と、その魅力をわかりやすく説明しました。特に舞台上の大きな水槽を使って立廻りをする本水の場面については、「前方のお席のお客さまには水がかかるかもしれないので、その場面になったら、ビニールを持って、僕が暴れ出したら逃げる、というようなことをしながら楽しんでいただきたい」と、ビニールをかぶる身振りを付けて、舞台の楽しみ方をアピールしました。

 

 『鯉つかみ』は「歌舞伎を見たことがない方にも、歌舞伎の醍醐味を感じていただける」作品、と紹介した松也。「出演者一同、博多の皆さんに、歌舞伎にもっと親しんでいただけるよう全力を尽くしたい」、と意気込みを見せ、「一度、劇場に足を運んでいただき、面白かったら友人、知人、隣人、通行人と、皆さんに声をかけて、千穐楽まで一緒に盛り上げていただきたい」と、冗談を交えて呼びかけました。

 

 続いて壱太郎は、珍しい駅構内のお練りについて、「いつもと違う雰囲気を察した方が多くいらっしゃったのか、沢山の人が集まってくださった」と振り返り、「偶然通りかかったという方もいらっしゃると思いますが、これもご縁ですので、ぜひ博多座へ」とにっこり。さらに公演について、「生演奏や装置もかっこよく、スペクタクルあふれる舞台です。ぜひこの機会に歌舞伎にふれて、楽しんでいただけたら」と述べました。

 

 最後に、その場を締めくくったのは、愛之助の掛け声による博多手一本。すっきりとその場を締め、三人は気合十分で、初日の開幕を待つ博多座へ向かいました。

 博多座開場二十周年記念「三月花形歌舞伎」は、3月3日(日)から24日(日)までの公演。チケットは博多座オンラインチケット、電話予約センター、劇場窓口ほかで、販売中です。

 

『鯉つかみ』お練りに愛之助、松也、壱太郎が登場

2019/03/05