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南座「花形歌舞伎 特別公演」特別ビジュアル公開
2026年3月3日(火)から開幕する南座「花形歌舞伎 特別公演」の特別ビジュアルが公開されました。
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来年3月の南座「花形歌舞伎 特別公演」では、近松門左衛門の代表作の一つでもある『曽根崎心中』を、新演出による『曽根崎心中物語』として上演します。天満屋の遊女・お初と醤油問屋である平野屋の手代・徳兵衛の情熱的な悲恋を描く本作に挑むのは、中村壱太郎と尾上右近。古典歌舞伎での大役をはじめ多彩な活躍を見せる二人が、お初と徳兵衛をダブルキャストで勤めます。このたび本公演の特別ビジュアルが公開されました。
『曽根崎心中』は、近松門左衛門が元禄16(1703)年に大坂で起きた心中事件を基に、人形浄瑠璃のために書き下ろした作品で、同年5月に道頓堀の竹本座で初演されました。お初と徳兵衛が恋を貫いて心中するまでの一途な姿のリアルな描写は見る者の心を打ちます。特にお初は、従来の歌舞伎の女性像とは違い、徳兵衛を励まし、リードする強い女性として描かれます。今回は初めてご覧になるお客様にも物語をよりお楽しみいただける、新演出での上演を予定しています。
壱太郎と右近による『曽根崎心中』は令和6(2024)年2月大阪松竹座公演以来で、壱太郎の徳兵衛、右近のお初はそれぞれ初役となります。今回は桜プログラム、松プログラムで昼夜役を入れ替えて上演するほか、14日(土)、21日(土)は18時30分開演の夜の部も実施。さらに『曽根崎心中物語』を観劇後は、素顔の二人が登場する「花形歌舞伎特別対談」で、公演の裏側などあらゆるスペシャルトークを披露する予定です。意欲的な二人がお届けする、3月の京都・南座でのチャレンジにご期待ください。
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南座「花形歌舞伎 特別公演」は3月3日(火)から25日(水)までの公演。チケットは、12月9日(火)からチケットWeb松竹、チケットホン松竹で発売予定です。

