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歌舞伎座「八月花形歌舞伎」、舞台稽古および感染予防対策を公開
8月1日(土)から始まる、歌舞伎座「八月花形歌舞伎」の舞台稽古および感染予防対策が公開されました。
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いよいよ5カ月ぶりに営業を再開し、明日「八月花形歌舞伎」の初日開幕を控える歌舞伎座。先日発表された感染予防対策に則り、場内、客席、舞台上、それぞれに対策がとられ、お客様を安全にお迎えする準備が着実に進められています。このたび、第一部『連獅子』の舞台稽古および劇場内の感染予防対策が公開されました。
「八月花形歌舞伎」では、感染症予防対策のため客席数を通常の50%以下に抑え、販売していない座席には赤いリボンをかけ、花道横や桟敷席も空けた状態で公演を行います。さらに、通常よりも舞台の奥で演技をする、かけ合いなども距離をあけてソーシャルディスタンスを保つ、長唄、三味線、鳴物は舞台用の特注マスクを着用し、人数を減らすなど、舞台上でもさまざまな対策がとられています。また、8月の歌舞伎座では、各部の幕開き(開演時刻と同時)に、その部に出演している俳優(ランダム)による、ご挨拶放送が流れます。ぜひご注目ください。
歌舞伎座にご入場いただく際には、手指の消毒をお願いし、検温が行われます。通常劇場入り口で行っている切符のもぎりは、お客様ご自身で行い、半券をお持ちいただきます。退場の際には、後方のお席の方から係員がボードをもってご案内いたします。また、今回、筋書の販売やイヤホンガイドの貸出が停止となります。代わりに、用意されたリーフレットをご自由にお持ち帰りいただけます。
客席や場内は、終了後に清掃、消毒を行うため、各部完全入れ替え制です。上演中は、客席および劇場入口のドアを開放して、十分な換気が行われます。劇場内の売店や喫茶、食事処は、場内からはお入りになれません。劇場外からはご入場いただけるようになっておりますので、ご利用の際はご注意ください。その他、トイレ列のソーシャルディスタンスを保つための工夫や、エレベーターの乗車人数を4人に制限するなど、劇場内で安全にお過ごしいただくためのさまざまな対策が講じられています。
橋本芳孝歌舞伎座支配人は、「感染症専門医に補完していただいたガイドラインに則り、ご入場時からご観劇中まで、さまざまな配慮を尽くしまして再開に向かっております。まずはお客様に安全に観ていただき、お楽しみいただくことを第一に、劇場として万全を尽くしてまいります」と、劇場再開に向けての思いを話しました。
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歌舞伎座「八月花形歌舞伎」は8月1日(土)から26日(水)までの公演。チケットは、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で販売中です。