ニュース

獅童出演、“「meme nippon project」第一章「薬師寺ひかり響夜 -inori-」～歌舞伎と灯りと響きの夕べ～”のお知らせ

　7月16日（土）・17日（日）、奈良の薬師寺で、“「meme nippon project」、第一章「薬師寺ひかり響夜 -inori-」～歌舞伎と灯りと響きの夕べ～”が開催されます。

▼

　感染症や災害など多くの困難が続く今だからこそ、日本に息づく美意識を表現し、「平和」「安寧」といった和の精神を改めて感じてもらうことで、紡がれる文化の遺伝子を次世代に伝えたいと立ち上がったのが、この祈り×伝統芸能×最新テクノロジーによる新プロジェクト「meme nippon project」。第一章では、世界遺産であり、約1300年の間、1日も欠かさず「祈り」を続けている薬師寺を舞台に、演者、アーティスト、クリエイターが集結し、デジタル技術を駆使した公演を発表します。

　「日本には祈りの文化というものがありますので、今回は“祈り”をテーマに、メイド・イン・ジャパンにこだわりました。ファッション、アート、歌舞伎など異なるジャンルのものを融合させて、祈りを込めて表現したい。また、お客様とも気持ちを一つにして、この困難な時代を乗り越えていきたい。歌舞伎俳優として、今自分ができることを考えました」と、本イベントの発起人でもある獅童が強く思いを語りました。

　薬師寺の僧侶による「声明」のあとには、薬師寺大講堂にプロジェクションマッピングが投影されるなか、新作歌舞伎舞踊『瑠璃光』が披露される予定。戸部和久の脚本、藤間勘十郎の演出・振付による本作は、獅童扮する獅子が、薬師本尊の力を借りて平和を取り戻すストーリーです。獅童は、「距離を保ちつつ、なるべくお客様に近くでご覧いただきたいので、大講堂へ向かってセンター花道を設置することになりました」と、構想を明かしました。

　続けて「歌舞伎は江戸時代、最先端の芸能で、さまざまなものを取り入れて、面白いエンタテインメントになっていった。ファッションリーダーでもあり、ファッションのお手本でもあったということを若い方々にもっとアピールしていきたい。若い方々に歌舞伎の魅力を伝えることが、僕の使命だと思っています」と、決意を述べました。

　観覧は本プロジェクトのクラウドファンディングにご賛同した方へ、返礼品としてご用意されます（後日プレイガイドの販売も予定）。また、当日の様子はライブ配信される予定ですので、薬師寺でのデジタル技術と歌舞伎の融合をぜひ映像でもお楽しみください。詳細は下記よりお確かめのうえ、ぜひ足をお運びください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

meme nippon project

第一章「薬師寺ひかり響夜 -inori-」～歌舞伎と灯りと響きの夕べ～

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■日時

7月16日（土）、17日（日）15：00～21：00

17：00　受付、プログラム開始

・参加者による祈りの献灯（参加者が灯篭にお名前、お願いを記入し献灯）

・特別拝観

・食堂にて、共振空間（サウンドインスタレーション）

19：00　大講堂前客席へ移動