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南座「超歌舞伎2022 Powered by NTT」リミテッドバージョンも開幕

 2022年9月9日(金)、南座で、「超歌舞伎2022 Powered by NTT」のリミテッドバージョンが初日の幕を開けました。

 今年、4都市での公演を行う「超歌舞伎2022 Powered by NTT」。リミテッドバージョンは、新橋演舞場と南座のみでの上演です。先日、新橋演舞場で上演され大いに盛り上がったリミテッドバージョンが、その熱気はそのままに、いよいよ南座でも開幕しました。

 

 リミテッドバージョンでは、『永遠花誉功(とわのはなほまれのいさおし)』を、本公演とは配役を変えて上演。冒頭の口上で、獅童がこのリミテッドバージョンに込めた熱い思いを伝えます。獅童の呼びかけに観客が全力の拍手とペンライトの光で応え、会場の熱気が高まったところで、オープニングの映像が勢いよく流れ出しました。

 

 本公演で獅童が勤める金輪五郎今国を國矢が、また同じく國矢が勤める蘇我入鹿を獅一が勤めるリミテッドバージョン。もちろん、NTT超高臨場感通信技術「Kirari!」のリアルタイム被写体抽出技術を使った「分身の術」など、さまざまなデジタル技術と歌舞伎が融合して生み出す舞台の迫力は変わりません。お客様も、いくつもの色のペンライトや大向うの音声を駆使して、作品に参加します。 

 

 敵役の凄みを見せ、国を乗っ取ろうとする入鹿を、白狐の眷属や、ミクが勤める苧環姫の助太刀、そして観客から寄せられた「緑の色の灯火」の力を得て倒した今国。カーテンコールでは、熱演を見せた俳優たちの笑顔に、万雷の拍手が鳴りやむことなく続き、リミテッドバージョンの初日を飾る、エネルギーあふれる幕開けとなりました。

 南座「超歌舞伎2022 Powered by NTT」は、25日(日)までの公演。チケットはチケットWeb松竹チケットホン松竹で販売中です。

2022/09/12