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南座「吉例顔見世興行」大入り願うまねき書き
11月8日(金)、京都市内の妙傳寺にて、京の年中行事「當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」に向けて、「まねき書き」が行われました。
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京の師走の風物詩として親しまれる、南座の「吉例顔見世興行」。一年のうちでこの興行のときにのみ飾られる「まねき看板」は「吉例顔見世興行」のトレードマークともいえる存在です。毎年、大入りを願う勘亭流で記された俳優の名前と、その俳優の紋が、上部に庵形がついた看板に描かれます。
揮毫は、今年2年目となる勘亭流書家の川端清波さん。「1年ぶりなので、 初心に戻った気持ちで願いを込めて書かせていただきました。『吉例顔見世興行』という盛大な興行を盛り上げる看板としてお役に立てたらいいなと思っております」と、笑顔で話します。来年松竹は創業130周年を迎え、「吉例顔見世興行」はその1年の始まりを飾ります。「私が担当するようになった昨年は、ちょうど(最初にまねき文字を書かれてから)101年目で、今年は松竹創業130周年。こういった節目に書かせていただくのは非常に誇りであり、光栄に思っております」と、喜びを語りました。
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京の年中行事「當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」は12月1日(日)~22日(日)までの公演。チケットは11月9日(土)から、チケットWeb松竹、チケットホン松竹で発売予定です。
2024/11/12