歌舞伎いろは

【歌舞伎いろは】は歌舞伎の世界、「和」の世界を楽しむ「歌舞伎美人」の連載、読み物コンテンツのページです。「俳優、著名人の言葉」「歌舞伎衣裳、かつらの美」「劇場、小道具、大道具の世界」「問題に挑戦」など、さまざまな分野の読み物が掲載されています。



文/田村民子、写真/トニータニウチ、ヘアメイク/安藤まり子、構成/栗原純子(編集部)、撮影協力/吉水
 なめらかに花びらを広げていく蕾のように、若き歌舞伎俳優は舞台を重ねるごとに刻々と進化していきます。「芸の眼差し、遊の素顔」がスポットを当てるのは、そんな歌舞伎俳優たち。ゲストに持参いただく、“大切にしている品”を手がかりに、「芸に向かうひたむきな横顔」、「ひとりの青年としての素顔」に迫ります。

 今回のゲストは、昨年3月に『曽根崎心中』のお初という大役に、役柄と同じ19歳で挑み、見事に演じきった中村壱太郎さんです。大学でも歌舞伎でもパソコンを駆使し、大好きな漫画の話に目を輝かせる20歳、誰もが認める好青年です。
  • 芸道:独習の礎となる祖父と父の台本群
  • 娯遊:生き方に強い影響を受けた漫画
  • 履歴書+α:カーテンコールに憧れます

芸の眼差し、遊の素顔

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